2月5日の日報 えあびーんびー

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

今月後半の2週間をかけて、ヨーロッパをひとり旅する予定がありまして、先駆けて色々と準備に終われる最近の週末でした。
とくに大きなウェイトを占めている「宿泊」について、
昨今注目を集めているAirbnbを、初めて使ってみようかと思い立ったのです。
あれです、いわゆる民泊です。

知人友人でも「めっちゃよかったですよ!」と言う人ばかりで、私自身も海外経験があるので『人の家にお邪魔する』というシェア感覚には慣れていますから、ホテルより割安で節約できると期待してサイトを調べてみたのです。

ところが、
「こんなにオシャPな家に泊まれて、4,000円なの!?」
と、そのウマ過ぎる話にかえって不安になるのが「ビビりの伊藤」という異名をもつ由縁です。

後輩いわく「写真は(当然)盛ってますよ」ということですから、蓋を開けたら値段相当なサービスなのかもしれません。
いうて人の家にお邪魔するわけですから、こちらも気遣いがあったりと、ホテルに比べてゆったりできないかもしれない。
とはいえ、海外旅行なんて外出してる時間の方が断然長いので、「風呂と布団があればよい」という旅人からしてみれば、この民泊というシステムは極めて合理的なのですな。
ほんと、理(ことわり)が合っている。

「バッパーのドミトリーで雑魚寝するより、よっぽどマシっしょ!」
と考えればよっぽどラクですが、
これまでに海外ではスリにあったり、
知らないおっちゃんに「おまえにメガネ壊された」と小銭を要求されたり、
なんなら銃もった黒人軍団に追いかけられたりしてきた私なので、
旅における警戒心は殊更強い。

ホストとなるオーナーさんによる紹介文を読んでいると、これまた聖人かっつーくらい親切丁寧な方々ばっかりなのだけれども、「いやコレ絶対に裏があるって」と訝しんでしまうわけです。
睡眠薬で眠らされて気づいたら裸で港に転がされやしないだろうか」

というわけで、ここ数日間、Airbnbでアカウントを作り、よさげなホステルをぽちぽちお気に入りして、しっかり説明文を読み込み、2件くらいまで的を絞り、塾考に塾考を重ねて判断した挙句、
「ここにしよう!」
と決めて予約するボタンを押す画面までいっときながら、
「いやしかしちょっと待てよ!」
引き返すことを何回も繰り返しております。
「この話、におうな!」

後輩に「まだ決めてないんすかwww」と笑われながら、どんどん出発日が近づいてくる。
それにつれて宿泊費もじりじりと上がってくる。当たり前だけど。
Airbnbの画面とにらめっこを続ける状況をなんとか打破しなくてはならぬのだが、私にその度量がない!
ないよ! 全然ない!
そんな度量もない男に一人旅ができるか!
知らんわチケットだけ買うてもうたんや!

いったいどうなることやらです……。
ほんと、Airbnb泊まれる(度胸のある)人は尊敬に値します。

それでは明日もよろしくお願いいたします。

1月28日の日報 はやくこいこい新時代

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

今日は週末ですが、八王子の両親(ともに80代)が先週の大雪&インフルに罹ったことでいろいろ手が足りないということで、妻に作り置き料理をいっぱい作ってもらい、それを持っていきました。

二人とも体調はほぼ回復していましたが、ついでに雪かきしたり、一緒に食材など買い出しに(運転したり)するなど、「近い将来体験する介護の前哨戦」みたいなことをしてきました。
八王子の片田舎とはいえ、家々が建ち並んだりスーパーも近くにあるものの、上に書いたような「かゆいところに手がとどく」ための立ち回りは一仕事なようで、そういうのがチリツモることで高齢者の暮らしが鈍するのかな〜、などと思ったり。

頭には「高齢化社会!」「地方衰退!」「大変だこりゃ!」みたいな危機感を煽るワードが立ち上っておりましたが、
同時に「はやくこい自動運転時代!」「AIであれこれ予測して先手を打つ!」「高齢者でも手軽に宅配などサービスを活用できるUI/UX!」みたいな、じわじわ来ている新時代の暮らし方がもっとブーストしてくれ〜という期待もむらむら。

先日AIについてのセミナーで「ここ数年でAIなどテクノロジーがどんどん飛躍的進歩を遂げるだろう」と聞いてきたこともあって、「もっと新時代到来のスピードあげたいな〜」と思ったのでありました。
まだ前哨戦ですが、介護の現場に自身が直面したときに、そういうテックに関連した仕事をしていることで視野がぐんと広がりますね。

とりいそぎ、「もっとスーパーやコンビニの宅配サービスを使って!」と親に言っておきました。
宅配は高齢者にとってもっと当たり前なサービスになってほしいですね。

それでは明日もよろしくお願いいたします。

1月25日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

今朝、最寄り駅構内に入っている商業スペースを歩いていたら、
「あれ、なんだか暗いな?」
と感じ、天井を見たら照明の半分が消えておりました。

はじめは??と不思議だったのですが、
そういえば、大雪〜平成でいちばんの寒さによる影響で、電力が足りなくなる恐れがある……というニュースを思い出し、なるほど節電か〜と。
原発止まってるのも関係あるんでしょうか。

そういえば、3.11の直後も街中はこんな感じで、どこか薄暗い雰囲気だったなと思い出しました。
いうて、天気よい午前に従来の明るさ by 電気がそもそも必要だったのかとも思いますが、薄暗いとなんだか不安な心持ちになるのも事実。
ちょっとした風景の違いでいろんなことを思った午前でした。

にしても寒い!
ヒートテックとか手袋を通り越して寒い!
平成でもっとも寒い!

それでは明日もよろしくお願いいたします寒い!

1月23日の日報 ふるーつだいえっと

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。


「これ1本で1日分の野菜」みたいに書かれている野菜ジュースは、包括している成分はその通りでも、身体の吸収率はほんものの野菜に比べると劣るため、実際に1日分の野菜栄養を取れてはいない……ということを知ったのが去年末。
せっせと毎日野菜ジュースを飲んでいた私はどえりゃあショックでした。
「どうりで肌荒れがぜんぜん治らないと思った!」

そして年末年始。
パクパク食べてたらプクプク太ってしまったので、いい加減ダイエットということで糖質制限を食事に設けることにしたのですが、そこで今回は「野菜やフルーツをいっぱい食べよう!」という方針に。
仕事場に常備されている公共のお菓子をついついつまんでしまう私の習性を逆手にとって、『仕事場にフルーツ作戦』なるものを開始したのです。

簡単な話、スーパーでフルーツを買い込んで仕事場に置く。
これだけ。
これで私は小腹が減った時も「バナナ!」「みかん!」などでビタミンをとりつつも不要な糖質をカットできる算段だ。

ということで、今朝から早速スーパーに寄ってみたのですが、
「みかん高っ!」
ひと袋550円もするんですけど!
普段料理もしなければスーパーで買い物もしないので、世の相場というのを全く知らなかったものの、みかんがこんなに高いものとは……
「ひと袋を3日くらいに分けて食べよ……」

やはりダイエットはそれなりに投資しないと成功しないんですね。
ケチケチしてたらプクプク太る!
……でもやっぱりみかん高いと感じる……

自分との戦いです、広義で。
それでは明日もよろしくお願いいたします。

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1月16日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

最近、アイホン指紋認証がことごとく失敗します。
「そんなバカな」と不思議に思っていたのですが、
フと我が親指を見たら、乾燥でカサカサになっており、これで認識できなくなっている……のでしょうか??

でもこれまでの冬は問題なく乗り越えてきたのにな〜……
つまり、齢ってことなのでしょうか、指紋も(外的要因で)年を経るんですね。

とりあえず、指紋パターンの1つを、現在の「カサカサ親指」で登録し直しておきました。
すこし悔しいです。

それでは明日も宜しくお願いいたします。

1月15日の日報 ペースメーカーは私だ

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

12月に、かれこれ10年来ファンであるJazztronikのニューアルバムが発売になりまして、

これまでと打って変わってのビッグバンド編成ということで、
「面白いことするな〜」と購入して聴き込もうとした矢先、
そういえばこの方々が待望のニューアルバムをリリースしたな!

今作はまたコンセプトが立っててカッコええな〜とシビれていたところに、
RIRIというヴォーカリストを知って「まだ若いのにすごい歌唱力や!」と音源をいろいろ買い込んでしまい(2月のアルバムも楽しみです)、

さてこれらを聴こうかなとした矢先に、去年知ったFLY BOY RECORDSからKOWICHIのニューアルバムが出たというから「お〜っとっと」と購入し、

「ちょ、ちょっとタンマ……」とアップアップしながら年を越したら今度は彼らの新譜が到着。

日本のHIP HOPも若手が台頭するなかで、ベテラン勢の巻き返しも最近盛り上がっててますます目が離せませんね〜とか言うてたら、

三代目の彼がソロをリリース……と思ったらまさかのスローR&Bですからね、LDHから久しぶりに黒い音源デター! とテンションだだ上がりでこの2日間はずっとこれをヘビロテです。


……って
「いつ聴き込んだらええねん!」
私、なんだか腹が立ってきましたよ。
1番目のジャズトロの前に、そもそも夏くらいからリリースラッシュずっと続いててどんどんライブラリに溜まっていってるわ。

よく考えたらここ最近、「好きなアーティストの新譜だ!」と嬉々として買ったアルバムを、10回くらい通して聴いたらもう次の他アーティストの新譜を聴くようになって、ああそういえばあの人アルバム出してたよね? ……みたいになるループを繰り返している気がします。
「買って聴こうとしたらまた新しいの出るから買って聴こうとしたらまた新しいの出るから買って聴こうとしたら……」
みたいな。
まさに本でいう『積読』です。

ミュージシャンの数って、解散・引退よりもデビュー数が勝っていると思うので(とくにインターネッツもあって)どんどん増えてる予測ですが、それはつまり楽曲リリースの数もどんどん増えてるということですよね。
それで、いい曲がこの世に増えるのはとっても素敵なことだと思うのですが、我々リスナーに与えられた24時間365日はフィックスなわけで、その数を増す良曲たちを消化しようと思ったら、もう私たちの日々のリソースを削ってそっちに回すしかない。

しかし、そんなことは実際難しい。
私が曲を聴けるのは通勤時間(行き帰りあわせて40〜50分)しかなくて、でもたまに音楽を聴きたくない日もあれば、本を読みたい日だってありますから、毎日イヤホンつけることもない。
でもそんなペースで昨今のリリーススピードにはついていけんとです。

じっくり聴き込んで、歌詞と曲名と曲順を覚えて、気になってクレジットを読み込んで「あ、この人が制作してたんだ!」みたいな小さな驚きを感じたり、「この一瞬のベース音が〜」みたいな蘊蓄を誰かに言いたくなったり、そんでそんで、そのアルバムがたまたまかかってたことでセットで記憶されるニャンニャン思い出ができたりして……みたいな、私が昔楽しんでいた音楽の消化が全然できてないのです。

なんだか虚しい……と感じたのでした。
振り回されてる、みたいな。
私はデジタル歓迎志向ですが、この「自分の歩調を上回るペース」というのに(今更)気付いて、ちょっとなんとか自分のペースに引き戻せないだろうか……と考えております。
「べつに新譜がリリースされても、スグに買わなきゃいい」
とも思うんですが、そこをスグに買いたくなるのがファン心理でして……。
デジタルに売り切れなんてないのに、なんでかスグ手元に置いとかないと心配になっちゃうの、なんでだろう……。

みなさん、似たような悩みお持ちではないですか?
もしそうなら、どうやってペースをコントロールされてるんでしょうか……。

それでは明日もよろしくお願いいたします。
これって書籍にも同じこと言えそうな気がしております。

1月9日の日報 「みんなよかったねぇ」

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

最近じぶんも齢をとったな〜、と感じることのひとつに「部下を持つ」というものがあります。
部下、というほど肩苦しくもなく「後輩」という感じではありますが、仕事上の関係なので部下の方が正しいです。

あまり細かいこと(それこそ社会人マナーなどは自分ですら未熟なので)はスキップして、制作仕事に関することをいろいろと指導して、体験させようとする日々を去年から送っています。
いわゆる中間管理職というやつだ!

昔(二十代前半くらい)に
「仕事続けていくうちに、いつか教える側に回ったりするんだろうな〜」
と漠然と思っていた頃。
当時は星野仙一氏が監督就任した阪神タイガース(万年最下位)が、えらい久しぶりにドラマチック優勝したのですが、
その優勝した試合をたまたまTVで観ておりまして、胴上げが終わって星野さんがマイクを渡された時、
「こんな劇的な優勝劇を起こした、でもめっちゃストイックで怖い星野さんはなんて言うだろう」
と、期待と好奇心で注視しておりましたら、仙ちゃんしばらく考えてから最初のひとことが
「みんな、よかったねぇ」
という、若干他人事に聞こえる、でも温かい祝福の一言でした。
(うろ覚えで正確ではないですが)
祝福されてるはずが、祝福返し、みたいな。

その、どんだけ球団内で人をボコボコにして、相手チームや審判相手に暴れまくって大立ち回りを繰り広げてきた仙ちゃんも、どこかで一歩引いた視点で「あくまで自分は監督(=裏方)」というスタンスなのか、と驚きました。
普通だったら「みなさんありがとうございます」と言うところを、球団関係者&ファンを労う言葉から始めた星野スタイルに感動したのを覚えています。

「きっと、指導者の立ち位置として、これが正解なんだろうな」
と、今でも星野スタイルを時々思い出して、
部下を率いるというより(表にはそう見えても)、背中を押す側に立っていようと強く思う所存です。
(しかし子分を引き連れて社内を練り歩く快感も捨てがたい)

年初めにそんなことを再認識できたのは、しかし仙ちゃんの訃報がきっかけだったのでした。私はただただ寂しいばかりです。

それでは明日もよろしくお願いいたします。

猛虎万歳―星野阪神物語

猛虎万歳―星野阪神物語