3月3日の日報 ♪ラララ〜

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

今週はじめに『LA LA LAND』を観賞しまして、いやはや、食らいました。
近年稀に見る傑作。
日本でもプロモーション展開がすごいので、みなさんもご存知 or 既に観られた方も多いかと。

私は毎年、自分が観た映画のランキングTOP10をつくっていますが、もう今年の分は終わりましたね。だってララランドが100点採っちゃったので……このあと観る映画たちにチャンスなし。可哀想。

3日後にまた観に行きました。それくらいハマってます。
何がいいのか?
ロマンチックな感想になっちゃいますが、
「夢を見させてくれる」
と言うほかない。
もっと言うなら、「夢を見させてくれるし、夢から覚めさせてくれない」です。
ミュージカルというイマドキでは変化球なジャンルなので、観る人を選ぶかとは思うのですが、歌ったり宙を舞ったりという『あり得ない』演出がてんこ盛り。
「なんでだよwww」みたいな反応もあるかもですが、でもよく考えたら「それがなんでいけないの?」と、逆にこちらが思わせられるんですね。
だって映画って、銀幕に夢を求める世界じゃないのか? 夢を描くために、心の世界を自由に描いていいのが映画でないの?
だから私は、この作品を『映画』として完璧であると考えています。


個人的に、「Great!」となった描写がありまして:
(これから観るという人のために、ネタバレにならないような書き方にします)

1.
人々はスマホを使い、プリウスに乗る。どう見ても現代なのですが、ファッションや街並がどこかレトロで、「ここは何時代?」と不思議な感覚になります。
決して現代の物語ではない、というのも夢を見るに打ってつけの背景設定ではないでしょうか。画づくりがオシャレなのです。

2.
登場人物の心理描写を、服のスタイリングや背景の描き方で表現しているところ。
とくにミア(エマ・ストーン)のドレス姿は、そのままでも十分美しいのですが、彼女の心情を表したカラーであると考えて改めて見ると、余計に素敵に感じられます。

3.
音楽が素敵。視覚に訴える描写とは違いますが、全編を通して最高にメロディアス且つ切ないテーマ(コンセプト)を、音で感じさせてくれます。
ジャスティン・ハーウィッツ、前作『セッション』でも素敵な音楽を作ってましたが、今回はミュージカルとして文句つけどころない仕事をしてくれてるな〜、と。
サントラ、もちろん買いました。公式サントラと、ジャスティン・ハーウィッツ名義のサントラ。

ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック

ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック

LA LA LAND, SCORE

LA LA LAND, SCORE

昼も夜も、これしか聴いてません。


……その他、めっちゃ細かい演出が散りばめられており、チャゼル監督のセンスが炸裂しまくり。
私は鑑賞後、しばらくボーっと惚けてながら家路につくのです。
「夢から覚めれない!」

2回目の観賞で、
「あれ、あそこにエキストラで写ってるの、チャゼル監督本人じゃない?」
「ミアがオーディション会場ですれ違う他の女優たち、毎回同じ人たちじゃない?」
など細かいところが気になってしょうがない。ググってもその辺の言及がない=自分の思い過ごしなのか調べたいので、もう一回観てきます。

ということで、私のララランド推薦ブログでした……
損はさせないので、ぜひ。
それでは明日もよろしくお願いいたします。