2月7日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

1.
先日、仕事帰りに映画館にて『ドクター・ストレンジ』を観賞しました。

アントマン』並に地味な存在であるドクター・ストレンジを映画化するのも、今度公開されるワンダーウーマン(DC)然り、ネタ切れしてきたかな〜? と感じなくもないチョイス。
正直、観なくてもいっか……とまで思っていたのですが、『インセプション』を彷彿とさせる不思議空間の映像演出だけ気になって仕方なかったので、えいやと映画館に飛び込んだのでした。

そしたら予想以上に面白くて、今度公開のスパイダーマンなんてリブート3回目=出オチしちゃってるし、ひょっとしてスパイディーよりストレンジの方がデキとしていいんじゃないの!? と勘ぐるほどです。

不思議映像のトリップ具合もヤバいんですが、魔法……という武器・鎧を纏った事実上の格闘アクションが意外に激しくて、観ていてスカッとするのです。

なにより、ラストバトル。
時間が逆再生する香港の街を舞台に繰り広げられるアクションが凄いし、
最後、ジョジョの奇妙な冒険を彷彿とする「頭使った」敵の倒し方(しかもめっちゃ地味)……これが、従来のマーヴル作品と一線を画しております。

いやー是非オススメしたい!
よかったです。


2.
そんでもって先日、友人たちからオススメされていたインドの映画『きっと、うまくいく('09)』をレンタルで観たのでした。

友人だけでなく、ギョーカイ全体からも傑作の呼び声高い作品とのことでしたが、確かにこれめっちゃエエ!
観終わった時の爽快感と、前向きに頑張ろうと元気が出てくるのは、去年観賞した映画のなかで私がNo.1に選んだ『シングストリート』に通じるものがあります。

主人公たちがぶつかる数々の困難の半分は、よくよく考えたら自業自得じゃね? と思えなくもない……
ですが、インドが実際に抱える社会問題を取り上げ、しかし「Aal Izz Well(All is well)=きっとうまくいく」を合言葉に健気に立ち向かう姿こそが、 ラージクマール・ヒラーニ監督が伝えたいメッセージなのでしょう。
そしてそのメッセージ、超ド直球にささりました。

原題は"3 Idiots"(三馬鹿)なのですが、
映画のキーワードである"All is well"をそのまま活用して、「きっと、うまくいく」とした邦題もお見事です。

まだ観たことがなければ、是非レンタルしてみてください。
3時間弱もあるけど!


それでは明日もよろしくお願いいたします。