2月2日の日報 ブラスキャ

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

そうえいば週末に映画『ブラックスキャンダル』を観てきました。
よく作り込まれていて、主演ジョニー・デップの怪演(怪と書くに相応しい名演でした)のおかげでグイグイ引き込まれました。
あと、最近の映画は絵作りがオシャレなのが多いですね。(もともとオシャPなのが多くて、私が単に気付いてなかっただけかもしれませんが…)

それにしても、今回もまたしても日本の配給会社によるミスリードの酷さに唖然とさせられました。
(以下、軽度のネタバレ)
日本版の予告編なのですが、

この映画がさも3人の主人公、3人の関係性が軸となっていくように紹介されていますが、実際はほぼ2人です。

3人は決して間違いではないですが、3人目はほぼ他の2人のやりとりに関与しません。(血縁関係があるのみ)
なので、思ったよりストーリーは複雑にはならないし、「スキャンダル」がどうのこうのということもありません(原題は"Black Mass")。
「だからどうした、本作を楽しめばいい」
とも思うのですが、割と今回は3人の幼馴染の関係性がどう歪んでいくのか、が焦点なのかな〜と(勝手ですが)期待していただけに、3人ちゃうやん!とふんぞり返りまくった次第。

映画自体に罪はなく、もの凄く誇張された告知で我々を席へ連れ出そうとする配給会社のやり方がとにかく気に食わない。
「そうでもしないと集客できない」は、この場合は言い訳にならないと思いますね。

これならまだ「予告なのに本編のハイライトシーン全部見せちゃった」系の方がまだマシですわ! アクション映画にありがちなやつ。
「ジョニーデップ怖ぇ〜」と「こんな配給会社なんて潰れちま……潰れて困るのは我々だ!」の気分がないまぜになっております。

それでは明日もよろしくお願いいたします。