1月25日の日報 恋愛相談 pt.3

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

恋愛相談なら伊藤日報へ。
嘘のような本当の話、私、今日も恋愛相談を受けてしまいました。

仕事を終えて帰ろうとしたら、職場で数回だけ話したことのあるメンズ(Aさん)とエレベーターが一緒になったのですが、
「日報さん、K(先々週に恋愛相談を請けた女子)から聞いたんですけど、恋愛相談ヤバいらしいですね……」
と、突然話しかけてきた。
「実は僕も今、悩んでて……」
と。

なんということでしょう、私の絶妙な恋愛駆け引きテクニックがついに陽を見る機会到来です。
「え、どうしたんですか!?」
さも驚いたようにリアクションしつつも、内心「きたきたきたー!!」とテンアゲMAXポヨポヨです。
ちょうど晩飯にラーメン屋に寄ろうと考えていたので、Aさんを誘って恋のお悩みとんこつ醤油ラーメンディナーだったのでした。

……と、そこまではよかったのですが、いざAさんの話を聞いてみると、確かにちょっと特殊な状況ではあるのです。相手の態度が煮え切らなかったり、そもそも海外赴任で会える機会も無かったり。
しかし、なんといいますか、先々週・先週の相談は女子からだった=男の本音をベースに、ゲスな現実を教えてやればよかったのに対し、今回は男子からの相談=乙女心を巧みに読み解き、次に打つべきアクションを提示しなくてはならぬ。
ところがどっこい、私はどうやら乙女心がまっっっっったく分からないようでして、悩めるAさんを前にしながら
「うーん」
「それは」
「弱ったな〜」
と、アドバイスが頭に思い浮かばないまま、ズルズルとラーメンをすするのみ。

Aさんもズルズルすするだけの私を眼前に、「大丈夫かな?」と心配したかもしれません。
それくらい「向こうはこう思ってるからさー」「A君はこうしなよー」という明言が一切出てこない。出したいけれど、思いつかない。

わからない。
女がなに考えてるのか、わからな過ぎる!

私も徐々に「だって俺、男だからね!?」と逆ギレしたくなるのを抑え込みながら、駅での別れ際には
「髪、ばっさり切ったらいいんじゃない?」
などと、自分でもマジ意味不明なアドバイスをするに終始した今宵。

不甲斐なさ100%でした……。A君、ごめん。
とりあえず、まず妻や周囲の女子に助言を求め、それを後日さも自分で考え抜いたかのようにA君にアドバイスして、彼からのリスペクトだけは死守せねばなりません。

「仕事(相談)が仕事(相談)をよぶ、それがプロフェッショナルよ……」
カリスマ恋愛アドバイザーへの道のりは、まだはじまったばかりです。
それでは明日もよろしくお願いいたします。

女子の生きざま (新潮文庫)

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そういう意味で、フランキー先生は一体どうやってオンナ心を掌握するまでに至ったのだろうか……。
もはやリスペクト。