10月14日(水) 無題、或るいはあらすじについて

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

3連休、全出勤ながらも途中抜け出して、恵比寿にて舞台を観劇してきました。
チーム夜営による『タイトルはご自由に。』。


地球から2000人の人間の脳を搭載した
トウモロコシ型の星間調査機が発射された。
101 番目に目覚めた日本人の男の任期は100年間。
主な仕事は星間調査。
彼は同乗者の人工知能と100 年間を 2 人で過ごす。
映画を見たり、本を読んだり、思考実験 に興じてみたり......。

そして、彼の任務の最終日。
調査機は地球の最新映像を受信する。
初めて自分の生まれた星を見た男は、
最後に自分の生きた証を残す。

あらすじを読んだ時点で「おもしろそう!」と感じ、わくわくして行ってみたら実際とてもおもしろかったです。
「この作品ってひょっとして怖い系なのか?」と途中ドキドキしてしまうバッファを含みながら進み、しかし結局は終始温かい作品でした。
余韻たっぷり。帰り道で「自分だったらどんなタイトルをつけるだろうか」と考えさせてくれるあたりもホントよく出来てます。
よくこんなシナリオを考えつくな〜。

チーム夜営について過去作品なども調べてみましたが、どれも興味津々です。次回作予告もありましたし、今後の彼らをチェックしてまいる所存。
舞台なんて滅多に観ない人(私もそうです)にもオススメです。

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今回、パンフをいっぱい貰い、他の舞台について情報を入手したのですが、演劇・舞台ってどうしてこうも『あらすじ』が秀逸なのでしょう。
「どれもめっちゃおもしろそう!」
観劇後仕事へ向かうの電車で私はプルプルと震えていました。

極端な話「あらすじだけで満足しちゃいそう」なくらいよく書けているあらすじもあったりで、これって映画にはない文化だよなぁと。
実際に観てみたらちょっと微妙だった……という経験も何回かあるので鵜呑みは禁物ですが。

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一昨年くらいからぽちぽちと舞台を観るように心がけているものの、メジャー(?)的な大掛かりな作品はチケット代がえらい高いのに対し、今回のチーム夜営、加えてそこで入手した他舞台はみな小規模ゆえの良心的プライスだったので、細かく足を運べそうです。

小規模、大規模でまた違った趣向が凝らされるのも醍醐味のひとつでしょうね。私見では小規模な演劇ほど、ネタ・トリックが凝っている印象です。(シュール過ぎることもあるものの)

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映画もよいけど舞台もポテンシャルすごい!
それでは明日もよろしくお願いいたします。