8月27日の日報 新しい世界

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

ペンタブというものをご存知でしょうか。マウスの代わりに、ペン型のデバイスを使って作業するPC機器です。

仕事柄デザイン作業をする機会が多いのですが、今まではマウス or MacBookトラックパッドで行なっていました。
トラックパッドなんて言うと「それでデザインできるの?」とよく聞かれますが、学生時代から使い慣れているので、もはや私の指と同義ですね。どんなに細かいアンカーポイントもシュタタタと正確に打ち込む事が可能である。

しかし、どうやらペンタブというのは、それこそ使い慣れた人に言わせると「新しい世界」へと踏み込むことができるそうです。
ペンタブ使いのデザイナーが周囲に多く、皆口を揃えていうのだから信憑性はかなり高い。

すごい昔に知人のペンタブを一度使わせてもらった際に、あまりに思い通りに操れないものだから「ん……くっ……ぐあああああ!」と怒りでペンを折ってやろう思ったのですが凄く固くて折れなかったことがあります。
それくらい、癖のあるものなのです。

最近のは操作性が格段に向上したそうですし、なにより、某知人デザイナー曰く
「こうして『ペンで描く』という動作を忘れないことが、クリエイティヴにとって大事なのさ」
スナフキンのような名言を放って私はおおいに衝撃を受けました。
「たしかに、見た目からして一枚上手の男に見えるだろうな!」

そこで、2日前からペンタブを借りて作業してみています。
ゆっくりと、
目を見開き、
息は荒く、
髪は乱れ、
ペンをふるふると震わせながら、
「ん……くっ……ぐあああああだがしかし待てっ!(ガシ!)=左手で右手を押さえる」
フーッ! フーッ!
「まだだ、まだ折るのは早い!」

耐える時です。この苦行を乗り越えた先に「新しい世界」が待っている。
おかげで仕事終わるのが1時間は遅くなっていると思われます。

34歳は進化中です。
それでは明日もよろしくお願いいたします。

♪あーたーらしーいーセッコァーイ