6月29日の日報 夢とリスク

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

私は夢をよく見ます。
それも、結構鮮明に、映画みたいな夢をしょっちゅう見るので、おかげで朝起きても
「寝た気がしない!」
損した気分であることが多い。

人がなぜ夢をみるか、の諸説の中で、
「それは、潜在的なリスク回避のシュミレーションである」
というものがあります。
何かしらリスクになりそうなことを、先に夢の中で体験しておくことで、現実世界でのリスク回避に役立てようというのです。

そう言われてみると、なにかイベントごとを控えた時期になると、
当日を迎えたのに準備ができてない〜(@〜@)
みたいな夢を、見たりしませんか?
(私は見ます!)
そんな夢を見て、冷や汗かきかき目を覚ましたなら、すぐに準備に取りかかりますものね。
「なるほど、夢は身を守るための大事なテクニック!」


……以上の仮説からすると、私が昨夜見た夢、
『練習すらしたことないのに、いきなり国技館で大相撲の試合に出される』
というのは、
近い将来、国技館で大相撲の試合に無理矢理出され、超巨漢の力士と対峙するであろう想定を、我が脳が先取りして危険回避の警鐘を慣らしてくれているのでしょう。
なんて頼りになるやつ、俺の脳は!

それにしても、めっちゃくちゃ緊張しましたね、夢ですけど。
イヤだ、と言っても許してくれないまま土俵にあげられ、相手の力士がシコ踏んだり塩撒いたりするのを見よう見まねで再現してるうちに、「はっけよ〜い」です。

「どうする、相手は俺の数倍大きい。
高い姿勢でぶつかったところで、相手の勢いにひっくり返されてアッという間に土俵の外だ。
かといって、低い姿勢で相手のミゾオチに勢いよく突っ込んだところで、上からバンとはたかれて土に手を突いてしまうだろう。
つまり、詰んでいる!」
自分でもさすがにこれは夢っしょ、と分かっているものの、こんなに真剣に悩む夢というのも珍しい。

「まともにぶつかっては勝ち目がない、ならば、この俺の右手にエネルギーを集中させ、『張り手』一発で相手を吹き飛ばすしかない!」
という結論に落ち着いた私は、はっけよ〜いの姿勢のまま、右手だけアイアンクローみたいな形でゆっくりと持ち上げ、
「こぉ〜」
と波紋を練るような息を吐き出し『俺は今、力を溜めている』感を猛烈にアピールした。
「この一発に……賭ける!!」


ってところで何故か夢が終わっちゃうのですが、
『いきなり相撲とらされて、真剣に作戦を練った挙げ句、起死回生のワンチャン必殺技にすべてを託す」
……というリスクだけは、夢のおかげで回避することができそうです。


夢は見るものだし、叶えるものですね。
それでは明日もよろしくお願いいたします。

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