4月28日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

打ち合わせに向かう途中で、ちょっくら珈琲キメようとカフェに入り、まず席に荷物を置いてからレジへ向かい、コーヒーを持って席に戻ると、おばあちゃんが1人、ちょこんと私の席に座っておりました。

「あれ!」
素っ頓狂な声を出した私におばあちゃんも気付き、「あら!」
と素っ頓狂な声を出したのでした。

すぐに彼女の勘違い(私の荷物は、隣に座ってた主婦の物だと思ったらしい)だとわかり、
「ごめんなさいね〜」
と軽やかに謝ってきたのでした。

隣の隣が空いていたので、「お気になさらず!」と私がそっちへ移ったのですが、しばらくして私が席を立とうと準備していたところに、彼女が改めて「さっきはごめんなさいね!」と謝りにきました。

文章では伝わらないですが、品格のある素敵なおばちゃまで、丁寧な物腰に私もかえって恐縮してしまいましたが、
「それでは、あっしはこれで」
とその場を立ち去ろうとした時、フとおばあちゃんの席の上が見えて、
「ぎょ!」
としました。

というのも、現ナマの札束……10万円くらいでしょうか、それと立派な判子が、なにか書類らしきものと一緒に置いてあるのです。

私は既に去り際でしたし、
わざわざ立ち止まって「それは何ですか!?」と尋ねることもできませんので、
「ぎょぎょぎょ」
と、きよし師匠みたいな眼を机に釘付けにしたまま、スススと店をあとにしました。

いくら安全な日本の都会の、まだ陽が残っている時間帯とはいえ、
おばあちゃんがひとり、周囲から丸見えのカフェであんなものを拡げている状況というのは、なんだかハラハラしてしまいます。
「まさにオレオレ詐欺に引っかかっている最中だったらどうしよう……」
事実、人の良さそうな方でしたから、尚更ダマされやすそう……などと、いらぬ心配だけが頭をもたげます。

今さらですが、おばあちゃんが手痛い目に遭っていないことを祈るばかり。
そしておばあちゃん、私含め、あのカフェにいた誰が悪党か、わかったもんじゃないですよ!

それでは明日もよろしくお願いいたします。

亀田製菓 ぽたぽた焼 22枚×12袋

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