4月27日の日報 アーリーアダプタードリーム

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

丸みを帯びた、
シルバーとブラックなデザインの、
2〜3,000円くらいの安物腕時計を購入し、
電車へ乗り込みます。

席には座らず、ドアの付け根に立ち、
しかし体の向きは車内側へ。
なーんの気なしにフっと腕時計を見やります。

見やったついでに、
腕時計の盤面を、
指で左右にスウッとなぞったり、
軽くポン、ポンと叩いてやります。

「あ…」
「あれって」
「もしかして」
「え、マジ?」

周りからささやき声で、
しかし私の耳にちゃんと入ってくるボリュームで、
車内がザワつき始めるのです。
「ほら見て、あの人」
「わ、アップルウォッチだ」

私は
「ん〜(その日は予定があるんだよな〜)」
とか
「ふむふむ(今日に日経株価は、っと)」
みたいに、
腕時計を見ながら表情をいろいろ変えます。
何分何秒を表示するだけの腕時計を見ながら。

電車が駅のホームに滑り込んだら腕を下し、
同時に腕時計が彼らから見えない位置に体を向き変えて、
ドアが開いたら颯爽と降りていくのです。
ザワつきを置き去りにして……


という夢を見ました。
それでは明日もよろしくお願いいたします。

その気になればマジでできなくもないですね。