4月10日の日報 写真ってなんで「枚」?

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

『イマドキの若者はデジタル世代だから、写真の単位が「枚」なのを理解できない』
……と嘆く話を、SNSで散見します。

確かに画面でしか見ない平面な写真(もはや写真ではなく、画像ですね)を、『枚』で数える必要はないかもしれませんね。
「なんで『枚』なんですか?」
と聞かれても、彼らを納得させる答えをサッと出すのは難しそうです。

とはいえ、
ここはオトナとしてガツンと言ってやる必要もあるでしょう。
「名残だよ!」

そう、名残でいいのかもしれない。
理屈ではなくロマン、それこそが俺たち昭和世代の矜持ってやつよ!
「昔は写真っちゅーのは、いちいちプリントしなきゃいけなかったんじゃ。じゃから1枚2枚と数えたんじゃ。その名残なんじゃ!」


と、ここまで考えて、私はフと思いました。
うさぎ、って一羽二羽と数えますね。
もし、
うさちゃんの単位、これすらも昔の名残だったとしたら……



「あの耳がプロペラだったのだろうか」

ずっと「なんで『羽』なんだろう……」と不思議に思っていたところ、上述の『枚』問題に対する『名残システム』という答えを考えついた延長で、
「じゃあ既存の珍妙な単位の由来は?」
を考えてみたら、我が名残システムを持ってして
「当時はそうだったんじゃ」
ということになります。
羽というからには鳥=飛ぶ=フライアウェイなわけで、えっ、まさか、そんな、嘘でしょ!?
「当時のうさちゃんは、極めて『羽』なフィーリングだったんじゃ」

……昔を生きた人々にしか知らない衝撃の事実というのが、21世紀になった今もいっぱい眠っているでしょう。
それはそれで夢溢れ、且つ羨ましいですね。

まぁプロペラ飛行する白いモフモフな物体を「羽」で数えるセンスもなかなか詩人ですね。

デジタル世代のイマドキ若者も、名残システムということで、ここは何卒ご承服いただけないでしょうか。

それでは良い週末をお過ごしください。