3月25日の日報 じいちゃんばあちゃん問題

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

昨日、お母ちゃんから
「25日に用事で都庁へ行くから、その後、19時から晩御飯を食べましょう」
と突然連絡が来たのでした。

19時なんてまだ仕事が終わってないよマミー! と断ろうとも思ったのですが、私もちょうど夕方に新宿で打ち合わせがあったのと、水曜日といえば巷はNO残業デー!
「NO残業デーなら仕方がないな」
仕事場で遅くまで働く同僚たちに対して抱くほのかに残る罪悪感も、NO残業デーという魔法の言葉で帳消しです。

さて、18時半にお母ちゃんと新宿駅で待ち合わせて、そこから電車でちょっと移動する必要があったのですが、さすがNO残業デー、この時間から帰宅ラッシュが始まっていました。

お母ちゃんは足がちょっと悪いので、歩くスピードも遅めです。
そして、階段では手摺りを掴まないと怖いらしい。
なによりも小ちゃい(146cm)。
わっさわっさと人が往来する新宿駅
ぎゅうぎゅうな電車の中、
到着した駅から降りて階段をくだるイワシの群れのような人ごみの中で、この小さなお母ちゃんが「安全に」歩くのは中々難しそうでした。

私は、道に沿ってイワシの群れの向かう方向が変わる度に、お母ちゃんの前後左右にポジションを変えて、イワシとお母ちゃんがぶつからないようにディフェンディングしながら、ゆっくりゆっくり歩いておりました。

「こんなラッシュ時に、年寄りが都心を歩かないだろう」
だなんて、この先わからないですよね。
ってか、年寄りが気を遣って近付けなくなる都会はそもそもイケてないですね。
最近はベビーカー問題が話題になってましたが、それと似た次元の問題があるな〜と実感しました。

その後の会話でも、「家具をちょっと動かす作業が、年寄りしかいない環境ではできない」みたいな話が出てきて、
話すお母ちゃんはケラケラ笑ってはいましたが、いわゆる『じいちゃんばあちゃん問題』の氷山の一角が実家で起き始めているというのに、その場でなにも対策を思いつけない自分に対して私の顔は引きつっていたでしょう。
まだ実家が同じ都内だから、都度手伝いに帰ればよい……ってのが、根本的な解決になるとも思えんし。

これって私くらいの世代の人たちはどうやって解決していくんでしょうね。
自分だけが歳をとるわけではないのでした。

それでは明日もよろしくお願いいたします。

まりちゃんズの世界(ベストセレクション)

まりちゃんズの世界(ベストセレクション)


じいちゃんばあちゃんといえばババア、
ババアといえばやっぱり「尾崎んちのババア」、
そしてまりちゃんズ