11月6日の日報 バリバリ健康伝説 〜前夜〜

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

明日(7日)に会社の健康診断を受けにいくのですが、
「どうやら、胃のレントゲンがあるらしい」
ということが、今日になって発覚。

それってもしや、
「バババババババババリウムですか?」

私は今まで、バリウムを飲まずに生きて来れました。33歳ですから、どちらかというと少数派でしょうか。ラッキーだったとは思います。

周囲の同世代の友人知人は多くが体験済みなので、その恐ろしさについてもたくさん伺っています。
「死ぬかと思った」
「血も涙もない」
「これでも人の所業か」
「開発者の一族を末代まで呪う」
……一部誇張ありとはいえ、皆一様にバリウムで大変な思いをしたそうで。

しかも、バリウムの飲み心地・味というのをうまく説明する言葉が日本語には無いのでしょうか、みんなの説明が少しずつ食い違う。
そんなものだから、彼らのヒドかった感想文をすべて混ぜることにより、
想像力豊かな私はいらぬ妄想をどんどん膨らましてしまった。
バリウム、それはどんな屈強なケンカ野郎であろうとも膝から崩れ落ちて涙ながらに『先生、やっぱり俺、ムリだよぉ!』と辞退を懇願する地獄のドリンク……」
と。

そんなこともあって、私は『いつか来るであろうその日(=Xデー)』について覚悟を決めていたつもりでした。
「今までバリウムを飲まなかったのは神のご加護であった、しかし三十路となった今、近い将来必ずXデーが訪れるであろう……」
私は涙を拭いて空を見上げます。
「でも私は負けない!」

ところがどっこい、いきなり「Xデー、明日だよ」と告げられると、その覚悟がどれだけ甘かったかを思い知るわけ。

今日一日、私は明日のバリウムのことを考え、恐怖に戦いておりました。
吐き気、目眩、悪寒と倦怠……
「ああ、怖い! 私は明日が来るのが怖いよ!」
ちっとも心構えができていなかった。

検診前日は、21時までに最後の食事を済ませるとのこと。
私は蕎麦を食べましたが、これが最後の晩餐かと思うと涙が止まらなくて……

明日、ついにバリウムデビュー。
この日報が最後の提出とならぬことを願わん。

それでは明日もよろしくお願い致します。


バリウム」でAmazonで検索すると何故かこれが出て来たので。