9月8日の日報 花ト囮

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

日曜日にDAZZLEというダンスカンパニーの舞台を鑑賞してきました。

DAZZLEというのは、元々ストリートダンスのチームだったのが、独自の世界観に集中することで徐々に『単にHIPHOPダンスともいえない』スタイルへと昇華していき、現在は舞台を専門とした劇団(カンパニー)として活動されています。

複数のジャンル(ダンス/アート、コンテンポラリー/エンターテインメント…など)を跨ぐという意味で極めて雑種的なポジションにいる彼らなので、、国際フォーラムという大舞台にて単独公演を行なうというのは快挙である! と、大学時代にメンバーの宮川さん達に遊んでもらっていた私にとって嬉しいことなのでした。

この日は彼らの代表作である『花ト囮』という作品が演じられたのですが、実際に作品を鑑賞するのは初めてでして、一言でいうと「素晴らしい」という内容でした。
素晴らしいと一言でまとめてしまうとアレですが、サイコホラー的なストーリーを、演出含めダンス以上の表現で伝え切れていて、私も途中で鳥肌ブワッって数回なりました。
(特にラストの衝撃でブワブワブワワッ)

『花ト囮』は「狐の嫁入り」をベースにした作品ですが、舞台が終わって会場のロビーに出る時、国際フォーラム自体のスピーカーから「ポツポツ」と雨の音を流していたのには、思わず唸らされました。
「これはやられた!」

初めて彼らのダンス・演出を観た人にとっては「体験」となり得るはずです。
DAZZLE公演を観終わった人々が、会場のポスター前などで記念写真撮る時に、決まって「DAZZLEっぽいポーズ」をとってしまうのも、ある種のサブリミナル効果といいますか、彼らの中にDAZZLEの余韻が染み込んでいる証拠なのでした。
(私もまんまとやりました)

もし機会があれば是非ご覧になってみてはいかがでしょう!
それでは明日もよろしくお願い致します。

DAZZLE「花ト囮」 [DVD]

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