7月7日の日報 ジブリの森ではない、森ジブリである

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

週末に『三鷹の森ジブリ美術館』へ行ってきました。
意外と?東京在住なのに、去年あれだけジブリYearだったのに、何故か遊びに行くスポットの選択肢として忘れがちでして、
たまたま
「はっ! そうだ、ジブリ!」
と閃いたのでした。

毎月10日に1ヶ月分のチケットが一斉販売されますが、発売日の朝イチからPCの前にへばりついて「とりゃ〜!」と怒濤の購入。
意外とあっさりと買えたのですが、1時間後にもう一度覗いてみると、その時点で週末のチケットは完売でした。
恐るべし……。

10年ぶりに訪れたもので、内容がうろ覚えだったのですが、今回気付いたのは、この美術館は「ジブリの〜」というより、ジブリを介して「アニメづくりとは〜」を紹介する美術館なんですね。

たくさん並んだ展示品から、宮さんのアニメづくりへの情熱もさることながら、アニメの(ジブリの)制作現場のわいわいガヤガヤな舞台裏が随所で垣間見えるわけでして、
「アニメーターが時間食うからシワ寄せがくる」と文句を言う彩色係だったり、
「編集に頑張ったシーン丸ごと切られた」と涙ちょちょ切れる作画さんだったり、
悲喜こもごもの活気が伝わります。
(私はこうやって傍から見てるだけなので「楽しそう!」と思えますが、現場の方々はさぞ修羅場なのでしょう……)

加えて、
「宮さんは、本当にこどもが大好きなんだな!」
と感じました。
随所に彼の愛が滲み出てました。
高齢化の日本で、20〜40代が働き詰めになってる現状で、幼い子供たちの傍にこういう超クリエイティヴなじいちゃんばあちゃんがいてくれたら、さぞ楽しいでしょう。
クリエイティヴ面でなくとも、社会の循環に良さそう。
(宮さんが以前「保育園と老人ホームを一緒にすればいい」と語ってたのを思い出した)


そんでもって、結構な割合で外国人のお客さんが多かったです。
中国からの団体さん以外にも、ヨーロッパと思われるグループもたくさん来ていて、
アリエッティ! アリエッティ!」
と、アリエッティの絵コンテを見て超興奮しておりました。
隣にいた私が「ふふふ、そうよコレがアリエッティ! ワオッ!」と何故かドヤ顔でした。

でも、展示品の説明は全て日本語(手書きも多い)なので、彼らがどこまで内容を理解していたかは不明です。
クールジャなんとかが叫ばれる昨今、世界のジブリでもあり世界最高峰のアニメーションがつくられる現場の裏側は、もっと外国からのゲストにも知って欲しいですね。

そんなこんなで、3時間ほど(三十路が)ハッスルしまくれました。
絵葉書を買おうとレジに並んでいたら、目の前のお客さんが『風の谷のナウシカ』漫画全巻ボックスを購入していて、それを見て発作的に「私もアレください」と購入してしまうくらいハッスルしました。
恐ろし過ぎる。

それでは明日もよろしくお願いいたします。

風の谷のナウシカ 全7巻箱入りセット「トルメキア戦役バージョン」

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