6月9日の日報 葱

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

今夜は渋谷でNegiccoのライヴを観てきました。
去年で活動10周年でした、「ご当地アイドル」がブームになる全然前からローカルを盛り上げるアイドルとして活躍されてて、もう純粋にリスペクトです。


"あなたとPop With You!"

先日興奮気味に紹介したEspeciaと同じように、彼女たちも「聴けるアイドル」だと思います。
最近はとくにクリエイティブ(PVや衣装など)が加速的に良くなっていってるのではないでしょうか。
著名アーティストともコラボして、どんどん垢抜けているように思える。


"トリプル!WONDERLAND!"

彼女たちを生で観るのは初めてでしたが、踊りも歌も頑張ってるのが伝わってくるし、なによりMCトークのほとんどが宴会芸だったりと、ますます好感度がアップ。
やっぱりアイドルは生で観るに限りますね!


そして、
個人的に気になったのは、ゲストアクトとして登場していた小西康陽氏。
ピチカート・ファイヴとして『渋谷系』という一大ムーブメントを作った彼ですが、その『渋谷系』も今は普及→希薄し、すっかり落ち着いた感がありますから、小西氏がこの2014年にどんなパフォーマンスをするのか興味深かった。
何気に彼のプレイを生で聴くのは初めてでもあったので。
(私は渋谷系が全盛期の頃、むしろアンチだった経緯があり…)

小1時間のDJセットだったのですが、
いやしかし色々と予想を裏切る内容で、ある種の感動を覚えました。

ファンクソウルを軸に展開するのですが、そこから色んなところ(ジャンル)に手を出して盛り上げて、しかしまたファンクソウルに戻る……の一本筋がブレない。
ダフトパンク、ファレル"HAPPY"、ウルトラマン……「な、なるほどそう来たか〜、とはいえ多彩なジャンルを混ぜるハイブリッド感はある程度は想定の範囲内である!」
と思っていたところに、
Blurの"Song 2"かけられて完全にノックアウト。

よく考えてみれば、曲の繋ぎは全てカットイン。
サビの途中でも躊躇なくカットイン。
レコードは全て7インチ(のはず)。
PUFFYの『愛のしるし』も7インチ。

マーヴィンの"Ain't No Mountain High Enough"かけながらDJブースから出てきてステージで「うおーーー!」と叫んでいる彼を観て、私は今さらにして渋谷系のなんたるかを垣間見た思いです。
「ROCK、だったのか……」

そんなこんなで、今後の興隆は難しいかもしれませんが、『渋谷系』のグルーヴはしっかりと生きているんだな〜などと勝手に解釈しておりました。


"アイドルばかり聴かないで"

Negiccoが小西氏を迎えたこの曲なんて、もう全てのアイドルファンにとっての鎮魂歌(レクイエム)だと思いますよ、なんてったって歌詞が。
こういう「ポップな毒気」も、このジャンルならではな気がします。


最近、いいペースでアイドル活動略してアイカツ!(残念ながら被った)ができています。
新しい世界、ほんとに楽しいです。

それでは明日もよろしくお願いネギネギ〜