1月27日の日報 選挙にいこう の巻

お疲れ様です。伊藤です。
この日もドタバタしておりまして、日報を遅れて提出いたします。

私は東京都民なので、来る都知事選に投票する者です。
先週末に自宅へ「選挙公報」なる紙が届いていました。
これは、候補者たちがそれぞれ決まった枠の中に自由に自身のことをアピールした文面を掲載するもので、その枠がずらっと並んでおります。
どんな立候補者がいて、どんなマニフェストを掲げているのか、一覧できるという優れものです。

「自由に」と書きましたが、本当に内容はそれぞれ。
選挙対策委員の人たちが作ったであろう原稿をデザインして入稿。行政が内容そのままに枠にデザインをはめ込んで印刷するのです。
なので、その原稿には候補者の主張=個性がぎゅっと詰まっております。

この公報をざっと眺めてみると、各デザインの違いは一目瞭然です。
見出し文字の組み方、どうマニフェストを読ませるか、どうやって共感を得てもらうのか。皆いろいろと智慧を絞っている。
大半がデザイナーによって組まれた紙面を構成しているのですが、中には「テキストのみ」という方もおります。
なるほど、メッセージ性で勝負、ということでしょうか。(予算の都合もあるのかもしれません)
デザインされた枠に比べると、どうしても見劣りしがちとはいえ、そのシンプルさがある意味で際立っており、引きの強い文章さえ書けてれば案外目に留まるかもしれません。

そんな中でひとり、「完全手書き」の方がいらっしゃたのですが、
「完全手書きか〜……」
と、逆に新鮮に思えました。
縦書きで、ひたすら立候補に至る想いなどを書かれていく。本人がどちらかといえば高齢の方なので、達筆というか、ちょっと読むのが難しい文字なところがリアルです。
最後の方、自身の政策について書かれてもいますが、序盤ゆったりと書き過ぎたのか、終盤ではスペースが足りなくなってしまい、かなり行間が詰まってしまっている辺り、私が年賀状に書き込む挨拶文にとても似ており、なかなか強いシンパを感じました。

あと、
「スマイル!」で有名な某候補者の枠は、デザインされた紙面ではあったのですが、
『縦組文字、なのに左から右へ読む』
という、奇をてらったアイデアがパンクでした。
しかし、
マニフェストの項目部分だけ、右から左へ読む』
というトラップが仕掛けられており、
はじめはそのことに気付かず読み進めているうちに「!?」と軽いパニックを起こしました。
まさしく
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは文章を左から右へ読んでいたと思ったらいつのまにか右から左へ読んでいた』
な…、何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった……」
でございました。

今回の都知事選を表しているかの如きパンクっぷりです。
投票まで2週間切りましたが、いやはやどうなることやら、です。

それでは本日もよろしくお願い致します。

最新選挙立候補マニュアル―選挙参謀はいりません

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