1月24日の日報 ルーズの伝言

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

仕事に熱心と見せかけて実はネットサーフィンしているという日々のたゆまぬ努力のおかげで、実に興味深いニュース記事を発見いたしました。
先月の記事を発掘してわざわざネタにする伊藤日報の必死さたるや。

ルーズソックスは、また流行るか!?
↑記事の元ネタになっているgooの記事はコチラ

私がルーズソックスを初めて見た時の衝撃は、今でも鮮明に覚えています。
あれは中学3年の時。
それくらいの年頃になると、クラスにひとりは「ませた」奴がいるものです。
私のクラスの場合、小島さんというギャル予備軍のような女子がいて、彼女がある日、それこそ突然に、ルーズソックスを履いて登校してきたのです。

本人はいたって自然に履いていましたが、我ら男子軍の間には緊張が走りました。
「なんだ…あれは……?」
男子同士、目配せで合図を送り合い、さまざまな推論を展開。
当初は「ジェロニモキン肉マン)」というところに落ち着いたのですが、後日あれが若い女子のあいだで流行中のファッションと知り、
「そんな馬鹿な! ゆでたまご先生はこのことをご存知なのか!?」
と我々はおおいに騒いだものです。

しかしその後、小島さんを起点にルーズソックスはあっという間に日本列島を席巻。
私は思いっきり『egg世代』『ストニュー世代』でして、世の中の覇権は高校生が握っていた時代ですが、コギャル文化も隆盛を極め、女子にとってはもはや「ルーズ無いと死ぬ」レベルにまで普及。
小島さんのあのジェロニモが、まさかこんなことになろうとは…。

しかしやがて高校生ブーム=コギャルブームが終焉を迎えると、清楚派による紺のハイソ勢に押されたこともあって、ルーズソックスは一部のギャルギャルしいギャルだけが履くギャルアイテムに落ち着いたのです。

……………

そんなところに来て、この記事。
なんと、2014年にルーズソックスが再ブレイクするかも、という。

■流行は、形を変えて…?
「10年後位かもしくはちょっと嗜好を変えた新商品がでれば流行るのではないですか」(v0002106さん)

「ファッションの廻るサイクルって確か7年だと言われてた気がしますが、(中略)…2014年位にまた流行るかもですね。
でも戻って来たとしても、大抵のものは形を変えて来ますので、次戻って来た時には…トレンカ的なルーズとか、レースで出来たルーズだとか、ルーズにブローチ的なものを付けまくったり、女子高生がルーズを携帯入れ兼用にし出したり…してると面白いですよね(笑)」(greeeen_tさん)

「ちょっとリバイバルの間隔が短過ぎないか?」
と思えなくもないですが、とはいえ懐かしいっちゃあ懐かしい。
ついでに「五重のリングでのジェロニモの勇姿」までも喚起してくれるので、ルーズソックスが街にはびこるのは良いことかもしれない。

……のですが、記事によれば、ただのリバイバルではないらしい。

■まさかのメンズ?
「僕はおとこですが使ってますよ。ズボンの下で見えないし。黒だから靴下と区別つかないし。
ももひきやタイツは外にいる時はいいのですが、事務所に戻ると暑いのです。
そこで、ルーズソックスを上げたり、下げたりして使っています。
はっきり言ってとても暖かいです。
それと厳寒期は組み合わせでレッグウォーマーもしてました」(v0002106さん)

女子が履くルーズに対して「わ〜懐かしいなぁ」なんて余裕のコメントするつもりでしたが、それどころではない。
諸君、我らの番でござる。

ジェロニモがきた!」
とクラスの女子にビクビクしていた当時の私たち男子軍が、イイ歳こいてまさか自らあのモコモコを足に装備することになるとは。
インタビューで
『ズボンの下で見えないし。黒だから靴下と区別つかなし』
とありますが、そんなことは無いでしょう。
だって、ルーズソックス……否、スーパールーズソックスですよ?
我ら男子がズボンの下に履いて「見えない」なんてことはありえない。
見えないどころか、超もっこりですよ、段違い。
「だってオラは人間だから!!」

果たして我ら男子にルーズソックスを履きこなすことができるのでしょうか。
街に溢れるジェロニモルック。
盛り上がるズボン、ボトムに重点の置かれた着こなしシルエット……

「こいつぁ厳しいシーズンになりそうだ」
私は気合いを入れ直しているところです。
みなさんも時代のビッグウェーブに乗り遅れないようお気を付けください。

それでは良い週末をお過ごしください。