8月12日の日報 スターダスト の巻

お疲れ様です。伊藤です。
本当は今週は、私はお盆休みなのです。
なので、今週いっぱい仕事はしない=日報も書かないはずですが、今日はなんだかんだで午前仕事場へ出向き、午後も場所を変えて仕事をしていましたので日報を提出いたします。

そういえば、帰りの地下鉄の中吊り広告に、「遠野まごころネット」が広告を出しているのを見つけました。

「遠野まごころネット」は、岩手の遠野に居を構えるボランティアセンターです。

http://tonomagokoro.net/

3.11の震災を受けて立ち上げられ、当時は遠野の公民館を丸ごと借りていたこともあり、他のボランティアセンターに比べてボランティアの受け入れ態勢が整っていたことで、いくつかの有名ボラセンのひとつでした。
私も2回、お世話になりました。

2回目に訪れた際、センターの人たちが口を揃えて「資金繰りが大変」と仰っていたのが印象的でした。
スタッフを現場へ運ぶバスの運用・維持費だけで、月に数百万。そういったボランティア活動の資金源は、地道な営業活動によって企業・行政から引っ張ってくるしかなく、利用者数(ボランティアの数)が減ればそれだけ営業の売り文句も減るという悪循環に陥ります。
その後、ある意味「熱狂」とも思えた世間のボランティア熱も冷めてきて、使用人口が純減したこともあり、センターの規模は縮小。
同じ遠野内で拠点を変えて現在に至ります。
四苦八苦しているであろうことは、先細っていく活動規模の推移を見ていても明らかでした。

まごころネットは、だからこそ、震災からもう2年半が経とうするこのタイミングに、敢えて東京の地下鉄に広告を出すのって、きっとスンゲー頑張ったんだろうなぁと思います。
(彼らは東京に支店オフィスを持っており、そこがプロモーションに関して小回りを利かせているのかもしれません)
広告のキャッチコピーは「ボランティアからフロンティアへ」。
やっていることはボランティア活動に違いないが、我々は震災で全てを失った地域をイチから開拓していくという気概を持っているのだ、と、それを遠くの街に声無き声で訴えていました。

お盆休みと書きましたが、太平洋戦争終戦とも合わさって、日本の夏は「もう還ってこない人々」とじつに密接な季節ですから、今いちど自分に何ができるのか、を考えてみるいい機会かもしれません。

それでは明日もよろしくお願いいたします。
え、ペルセウス座流星群
そんなことはよいから、よい子はこっちの流星を聴いてお眠りなさい。