5月27日の日報 中国三千年の謎に迫るくりくり の巻
お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。
先々月くらいから、私用で横浜へ足繁く通っております。
それこそ毎週ペースなのですが、「1時間かけて横浜へ来たのだから」と、私用のあとに中華街へ繰り出すこともしょっちゅうです。
中華街。
といえば。
やっぱり「肉まん」とかのイメージが強いのでしょうか。
個人的には「小籠包」が好きでして、そうした蒸し物を片手に食べ歩いたり、もしくは路地裏散策で見つけたお店に入って中華料理に舌鼓を打つなど、グルメありきの中華街かと思います。
そんな道中、視界の隅にチラチラ入る存在。
それは、甘栗。
甘栗、おまえは一体何者であるか。
「甘栗って中国発祥だったのか。おお、そういえば天津甘栗の『天津』って、天津飯の『天津』?」
そう思い立ち、『中華街 甘栗』でググると、
中華街の路上で強引に甘栗を売って来る輩にご注意!
系の記事がドラララ!とヒットします。
そういえば私が「中華街なう」とつぶやくと、数人の友人が「栗に気を付けて!」と注意を促してくれたのでした。
それくらい『中華街の栗売り』とは悪名高いものだそうで、中華街公式WEBサイトでも注意喚起のページがつくられていました。
とはいえ、
中華街のイメージダウンを危惧した組合によって規制が強化され、それが功を奏したのか、実際に私が中華街を歩いた限りはそんな強引に甘栗を押し付けられることはありませんでした。
もし私が横浜に通うのがもっと以前の話だったら、今頃我が家には甘栗タワーが築き上げられ、毎晩毎晩甘栗を食べれど、そのほのかに甘い香りを放つ栗色のタワーの高さは変わらない。
私が涙ぐんで栗をほおばる様を嘲笑うかのように、その巨塔は鎮座していたことでしょう。
さて、甘栗の押し売りからは逃れることができた。
良きことかな。
しかし、最初の疑問がまだ残ります。
「甘栗は中国から伝来した食べ物であったのかー!!」
と思ったら、
先日、中国・天津出身の友人と話しているとき、こんなお約束の質問をしてみた。
「天津っていうと、やっぱり天津飯や甘栗が美味しいんだろうねえ」
すると、彼女はキッパリと否定するではないか。
「中国にはそんなの、ないよ」
謎過ぎる。
なぜ、中華街で甘栗が、さも名物のような盛り上がりをもって売られているのだろうか。
謎だ……
それでは明日も宜しくお願いいたします。
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