5月2日の日報 想い出をリリースしませんか の巻

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

清田いちるさんという方が、ブログでおもしろいことを書かれていました。

僕が中2(14歳)のとき書いた小説『我が名は魔性』を公開します

実家の物置からでてきたフロッピーのなかに、
自身が若い頃(中2)に書いた小説が発見され、
その内容がこっ恥ずかし過ぎるからAmazonで発売することにした、という。

というわけで、当時書いていた小説群のうちのひとつを、ここに謹んで公開させていただくことにいたしました。

いや恥ずかしいですよ。何度読み返しても顔から火が出ます。
しかしきっと、死蔵されてしまうのも、本当は本意ではなかったはずなのです。当時の僕は、人に読んで欲しかったんだけど、どうやったら人に小説が渡るのか、わからなかったんですよね。ネットもなかったし、フリーペーパーとか賞に応募みたいなのも調べきれなかったし。

ほんとです、Amazonでガチで売られているのです。

我が名は魔性(Kindle版)
香ばしいタイトルも、こうしてワールドワイドなECサイトに陳列されると神々しく見えます。

この流れ、スゴいな〜と感心します。
これが「電子書籍の世界」なんですね。
個人出版という機能。清田氏だからこそでいた、独自のバックグラウンドをもった「中2が書いた」小説を、さくっとリリースできる。

電子書籍についての賛否論を見ていると、「紙(本)じゃないから……」というのが多いですが、そんな議論をよそに、スコーンと電子書籍の強みを見せつけられた気分。清々しい。

上で「個人出版」と書いたものの、よく考えたらそれはただの同人誌なわけですが、その同人誌がブログとかSNSなんかを巻き込んで、読み物以外のところ(出版までのいきさつ等)に付加価値を実装できる時代か〜、と勉強になりました。

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そういう私は、かの中学2年の頃は
「俺は天才ゲームクリエイター、世界を感動の渦に巻き込むゲームをつくってやるぜ」
という意気込みで、我がオリジナルRPGの企画を考えまくっていました。
しかも、キャラクターデザインもすれば、パッケージやポスターのデザインまで考えていた。
そのRPG企画はシリーズものだったんですが、ちゃんと伏線を張ることでユーザーをいかに飽きさせないか……
と、今思えば人生で一番情熱を注いでいたといっても過言ではないほど、日々の中心がゲームの企画。

まぁ、その企画の内容については、
思い出そうとすればするほど頭がボーっとしますし、
人に話そうとすると次第にうまく喋れなくなってしまい(言語障害)、しまいには失神する。
こうしてブログにあらすじを書こうとすると、なぜか指が震えだしてキーボPc^あsだsしゅあおあおsちゅあccあおsふぁ

結果、今ではゲーム業界とは関係のない世界で手に職つけていますが、当時自分が書いた原本を読んでみたいな〜。(フロッピーに保存、という発想はなかった)
そして、中2の私に伝えたい。
「なんで! 夢あきらめちゃったんだYO! その情熱のまま十代をひた走れば、今頃は世界相手に戦う一億円プレーヤーになっていたのかもしれないのに! このっ(バキ)このっ(バキ)このっ(バ…ガシッ)なに!?」

あの頃の自分に遠く想いを馳せながら、いよいよ黄金週間後半に突入です。
私は旅行にいくので本を持っていこうと思いますが、小説は紙派なので「我が名は魔性」はまたいつか。ってか、この件でKindle買いたくなった…。

皆様、素敵な大型連休をお楽しみください。
それでは来週もよろしくお願いいたします。

【今日やったこと】
雪見だいふくが食べたくてしょうがないので、買ってきて冷凍庫に入れようとしたら以前買っておいた雪見だいふくが入っていて思わず無言でガッツポーズ。

我が名は魔性

我が名は魔性