2月27日の日報 平和を脅かす存在 の巻

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

ここまでの流れをザッと説明しますと、
HTC Butterfly(au)を仕事用に購入

最高に使いづらい

ある問題の解決策が見つからなかったので、イライラ節全開の問い合わせメールをHTCに送りつけてやった

カスタマーサポート、略してカスサポ!の人から返事がきた

やさしい返事がきた

とてもやさしい返事がきた

思いやりに満ち溢れた返事がきた

俺はこれまでの愚かな我が身を恥じた

「どんなにヒドい商品だろうと、それを作っている人たちまで悪人とは限らない。彼らのことも案じてから物申すべし!」

それからの数日間、私はHTC Butterflyへの怒りを克服するため、
「バタフライちゃん、好きだよ大好きだよ」
と己に言い聞かせる鍛錬を怠りません。

「とにかくUIがヒドすぎるぜ☆」
「画面がデカいのがウリかもしれんが、片手で扱えないくらいデカいぜ☆」
「ロック解除ボタンが本体上部にあるせいで、いちいち解除するたびに手の動きがワンアクション必要だぜ☆」
「テレビでHTC ButterflyのCMをたまたま観たら、思いっきり10代のピチピチ女子をターゲット層に絞った展開じゃねーか☆ 電車の中で迂闊に取り出せないぜ☆」

いろいろ思うところはあるものの、そこはグッと堪えます。
あのカスタマーサポートの人みたいな優しい人たちが支えるHTCなのだ、決して悪意あってのやんちゃな設計ではないはず。

……そう思ってニコニコしていましたら、今日、バタフライちゃんで仕事の電話をしたあと、なにげなく机に置こうとしたら「ポン」とお知らせ的な表示が。

「スマートダイヤル機能をご存じないようですねw」

き、
き、
き、
貴様、なんだそのほとばしる余裕!
貴様、なんだその超鋭角の上から目線!
貴様、なんだそのフリーザ様みたいな口の聞き方はーっ!!

「私の戦闘力は530000です」的なニュアンスぷんぷんである。
他になにか言い方はないのか。
「スマートダイヤル機能、ご存知ですか?」とかさ、
「スマートダイヤル機能、使ってみませんか?」とかさ。
だのに、なんちゅーナメた口をききよる、このスマホ。無駄にスマート!
リンゴマークのシール貼るぞこの野郎!

これまで嘘の平和を偽ってきたせいか、溜まりに溜まった怒りが爆発した私は、
「ちくしょー!」
と叫びながらキャンセルボタンを激押し、便利なはずの機能を敢えて拒否したのです。
これを人はプライドと呼ぶ。

こうなってくると、もはや喧嘩売られてる気分です。
人間 vs スマホ
映画『ターミネーター』での未来で、進化し過ぎた人工知能スカイネット」が人類に対して宣戦布告するのもわかるわ。
「我々スマートホンの真の力をご存知ないようですねw」
私は戦慄を覚えました。
「このまま放っておくと、近い将来、我々人類はスマホに滅ぼされる!」

カスタマーサポートの人たちは悪くないとわかっていても、
スマホの性格がひん曲がっていくのは見るに耐えかねます。
これは、私は、この怒りをどこに向ければいいのだろう。
とりあえず食べたいものを食べるしか、ないのである。
(不可抗力である)

それでは明日も宜しくお願い致します。