2月26日の日報 つま先立ちナイト の巻

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

先日、とあるブロガーさんが、某ネット掲示板2ch系のなんか)に書き込まれたある一文をなんとなしに紹介されておりました。
これが個人的に気に入りまして、恐縮ですが私も引用させていただいてもよろしいか。
ちょっと長いですけども:

年末に激務だった仕事をやめ、無職になった。
ハロワなんて行かずとりあえずアマゾンで
ゲームを買い漁り、1日中布団でやり続ける生活。
食べ物はレンチンしたウインナー、野菜は一切とらない。風呂も一週間入らなかったり。

部屋も足の踏み場もなく荒れて、就職活動する気が起きなかった。
年も明け、このままじゃダメだ、まず外出しようと、夜にこそこそ出掛けたとき、本屋で花の本を見かけ綺麗だったので購入。

私はゲーマーだから、ソフト一本3000円で2ヶ月遊ぶから〜とか、ゲームで物の価値を考えるところがある。
花は一輪100〜300円、数日持つ。これは安い。
月に1000円、必ず花代として予算を出すことにした。

ごみ屋敷にきれいな花が飾られた。
一輪目。一応片付けたがまだまだ部屋は荒れがちだった。
水を毎日変えなきゃいけないので台所を片付けた。
ましなご飯を作るようになった。

二輪目。花を映えさせたくて棚の上を片付けた。
前の仕事の資料を捨て始めた。貯まっていたDMに手をつけ始めた。
初めてハロワに行って、説明会にも行った。

三輪目。いつも朝起きられるようになった。
床のものがなくなり、拭き掃除して冷蔵庫も掃除した。
友達を呼べるようになった。

挫折してもずっと捨てられなかった
公務員試験のテキストに手をかけたところで、採用の電話が来た。
引っ越さなければいけないが、捨てまくったから荷造りはすぐ終わると思う。

毎日きれいな花のある生活って、セレブな印象があったけど、月にたった千円だった。
その千円も今月はまだ余ってるから、4輪目はちょっと高めの花を買おうと思う。

これがどういういきさつで書き込まれたのか、スレの詳細や前後のやりとりがわからないのですが、
しかし読まれるとおわかりになるでしょう、なんだかほっこりとするエエお話です。

これを読んで私も、
「花っていいね」
「なにかを劇的に変えるきっかけは、案外些細なことね」
「たしかにセレブな印象もってたけど、千円で済むのね〜意外!」
「花が人生を変えてくれたと簡潔に言えるかもしれないけど、花を買おうと思った主人公の勇気(?)、好奇心みたいなものが芯にあってのことだろうね」
「そもそも、一冊の本との出逢い! 凄い!」
といった具合に、
頬杖つきながらウフフと足をパタパタさせておりました。

ウフフのついでに、もう一度文章を読み返してみたら、するとさっきは見逃した一文が目に止まりました。

年も明け、このままじゃダメだ、まず外出しようと、夜にこそこそ出掛けたとき、本屋で花の本を見かけ綺麗だったので購入。

この「夜にこそこそ出掛けたとき」という表現!
うわお!
スッゲーわかる!
夜に出掛ける時って、そういえばコソコソしちゃう!

『#夜あるある』ではないですが、この「こそこそ出掛ける」という言い回しがスコーン!と私の胸を打ちましたよ。

こそこそ出掛ける。
別にやましいことも何もないんですけども、
この主人公だって本屋に行くだけなんですけども、
なんでか背中を丸めて「へへへ、なんだかすんませんねぇ」とひょっこひょっこ歩いてしまいがち。
とくにコンビニ行く時なんか!
すごいコソコソしてるかもアタシ!

普通なら夜は「帰る」時間ですから、それに反してどこかに出ていくことに社会的な背徳感でも感じてしまうのでしょうか。
まさか現代においてそんなわけないなぁ。

みなさんは、夜にこそこそしていませんか?
しかし、そのこそこそは恥ずべきことではないと思いますよ。
なんだか、かわいいではないですか。
「あら、伊藤さん、こんばんは(こそこそ)」
「あら、加藤さん、どちらへ(こそこそ)」
「ちょいとそこまで〜(こそこそ)」
「あ〜れ〜(こそこそ)」

ウフフ。
頬杖をつきながら私の両足のパタパタは加速して、いつの間にか激しいバタ足となり床をダンッダンッと打ちつけている! 痛い!
不思議だなぁ!

そんなこんなで、もう1時もまわってますから、
こそこそ帰ることにします。

それでは明日も宜しくお願いいたします。