2月4日の日報 新しい趣味って素晴らしいよ の巻
お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼致します。
1.
そういえば、
先日とあるブログを拝見しまして。
レジーのブログ
『「ロック」を崇拝し「アイドル」を侮蔑する人々』
昨今の音楽業界において、
強いこだわり、音楽への愛情が強いある種の「職人」的な立場からすると、「アイドル」というものは(ここではポップス文化も含むと思う)卑下されがちな構造について言及されています。
このブログへのアンサーも読ませて頂いて、
せいじ100のリスト
『ロックファンがアイドル音楽を下に見るのは仕方のないことだと思う』
私は1つ目のブログを読んで
「うんうん、なるほど」
と思いましたし、
2つ目のブログを読んで
「うんうん、そうだよねぇ」
とも思い、
自分で自分の両頬に鉄拳を同時に食い込ませて「あっちょんぶりけ」状態になっておりました。
なにぶん、人に流されやすい性格でして。
2.
ここで唐突に私の音楽の嗜好を紹介させて頂きますが、
私は「ロック」も「アイドル」も、どちらも好んで聴いてはきませんでした。
普段は、HIPがHOPでもっこりなヒップホップや、
大都会の摩天楼にピッタリな洒落乙ハウスなどの、
いわゆる『クラブミュージック』を好んで聴いています。それこそ中学生の頃から。
女子ウケ命のチャラいスタイル、そう思われても致し方ない。
なので正確に言えば、
「ロック」というジャンルは若干齧った(オアシスとか)くらいで、全中学生男子が憧れるであろうギターをかき鳴らす姿に琴線は触れず、むしろ『夜中にクラブでウエー』の世界にどっぷりでした。
また、
聞こえは悪いですが、いわゆる「本物志向的な音楽好き」を自称していただけに、アイドル文化の音楽に対して強い抵抗も抱いていたのも事実。
そんなわけで、
上述のブログに出てくる論争は対岸の火事……に思えたはずが、しかし逆に両方ともにシンパを感じて「ひとりあっちょんぶりけ状態」に陥ったのは何故か。
それは、最近の私の心境の変化にあります。
歳をとったからでしょうか、
私はなんと、去年〜今年になってから「ロック」も「アイドル」も聴くようになったのです。
3.
「ロック」。
今さらながらにカッコいいと思います。メタルとかまで突っ込んで聴いたりしているのです。
一昨年までの自分には想像もつかなかったでしょう。
楽器なんて全く触ったことないですが、バンドを組んでる人たちを見てると
「俺もやりたい!」
なんて思ってしまうから不思議です。
「ロックが好き」というと「渋いっすね」みたいに形容されがち気がしますが、
私は「ロックって若い」…というか「青臭い」雰囲気を多分に感じ取っていて、恐らくそこに惹かれているんだろうな〜、と。
4.
「アイドル」については、
これは最近になって周囲にカミングアウトしていますが、去年から某アイドルグループにどっぷりハマっております。
私のことをリアルに知っている人は、
恐らくドン引きかもしれません。
モー娘も、AKBも、グラビアアイドルとか、売れっ子のかわいいタレントすら一瞥もくれず、
「最近人気の○○ちゃん、かわいいよな!」
という友人との会話にも、「誰それ?」と全く取りつく島のなかった私のはずが、
今日になって
「昨日、アイドルのLIVE行ってきたチョー楽しかったお(ハァハァ)」
と恍惚とした表情で話すのですから、
冗談と受け止められても致し方ない。
5.
しかし俺はマジだ。
そのアイドルグループのことは、去年なにかで知って、いわゆる昨今のアイドルブームに紛れてはいたものの、独自の路線(毒)を打ち出したスタイルに「へぇ、おもしろいねぇ」くらいの興味を持ってはいました。
たまに思い出したようにYouTubeでPVを観るくらい。
ところが、
ここ数週間のうちに彼女たちのことが頭から離れなくなり、仕事の間もずっと彼女たちの音楽を聴いたり、全メンバーのブログを欠かさずチェックする日々。もうただのファンである。
こんだけハマった理由が自分でもわからないのが、これまたミステリアス星雲。
冗談抜きに「気付いたら好きになってた」としか言いようがないのであります。
まぁ、案外恋に落ちるのってそんなもんかな?(チラッ)
ある友人をもってして
「きっと疲れているんですよ」
と憐憫の情をかけられたりもしましたが、
最初は「そんなことナイ!」と意地を張ってもみたものの、うむ確かに疲れているかもしれない。
最近ホントに忙しいし。
だが、却って納得がいった。
疲れているから癒しを求めているのであり、
彼女たちが癒しそのものであるとすれば……。
「俺が……アイドル?」
己の掌をまじまじと眺めつつ悶々と自問自答していたらば、そのアイドルグループのLIVEが週末に行なわれるというではないか。
普段は1人でクラブにすら行けないのに、なぜかその時は迷わずネットでチケットを購入しておりました。即日即決!
(友人に声をかけてみたが、誰も乗らず)
まさか三十路を越えてアイドルにハマるなんてことが、果たしてあり得るのか?
そう自分に問いかけるため、私は意を決して会いに行って来ました、彼女たちに。
6.
「同じように独りで来ている男性が多かった。
安心した。話しかけようかと思ったけど、恥ずかしくてできなかったんだ……」
「LIVEが始まる瞬間、心臓がドキドキした。
今まで画面越しにしか見て来なかったカノジョたちが、本当に、この世に…………いる(キュン)」
「まさに真横がファンの群れだった。
一糸乱れぬ掛け声、そして振付。サイリウムを一心不乱に振りまくる彼らをもってして『アイドル』が完成する、そういっても過言ではない会場との一体感。
悔しかった。隣で何もできない、俺が!」
「ステージの上で汗を輝かせて躍るカノジョ(お目当てのコ)。
きっと、俺のことを見ていた。
何度も目があった。
その瞬間は、ときめきスローモーション」
「握手会がある、と聞いて体が宙に浮きそうだった。
彼女たちと距離わずか数十cmにまで近づけちゃったら、俺、俺……
一晩で
法隆寺建てられちゃうよ……」
『「○○円分のグッズを買ってくれた方に握手券をお渡ししておりまーす」
しかし売り切れていたんだ……。
開演前に全グッズ売り切れ。マジか。
地団駄踏んだ。
泣いた叫んだ喚いた。
周りの人たちは、見てみないフリ」
「その晩に、カノジョたちがブログにLIVEのことをアップしていた。
それを読みながら
『♪オ レ も その場にいたっんだぞっ』
心躍った。
ブログを見ながら、気付けばニヤけて微笑んでいたよ?」
既に公式HPで直近のライヴ情報をチェックして、次への手は打ってある。なう。
7.
こういうことを書くと、
「貴様、日報のネタに困ったからといって、ついにアイドルに手を出したな。このにわか野郎!」
そんな声も聞こえて来そうである。
しかし、断じてネタではないと約束しよう。
素晴らしきかな、アイドルの世界
この「ロックとアイドル」、
2つの対極をいく世界に同時に覚醒してしまった私は、
まるで、
結ばれない禁断の愛を語らうロミオとジュリエット
……に忍び寄る第3の刺客!
8.
というわけで、
まったくもって予想外の趣味?が出来たのです。
2つも、いっぺんに。
「人生で交わることはないだろうな」と思っていた未体験ゾーンに予期せず足を突っ込むことになったので、せっかくだから頑張って「趣味」から「特技」へ昇華したいですね。
っていうか、
こんな降って涌いたようなニワカでは、
両方のファンからボコられそうだな…。
ボコられないためにも頑張ります☆
あと、リアルの友人たちからの誤解も、
一生懸命手間暇かけて解いていきます☆
なんだこの日報☆
それでは明日もよろしくお願い致します。