11月15日の日報 ギャルは推理がお好き? の巻

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼致します。

フェルミ推定」というものをご存知でしょうか?
Wikipediaによると

フェルミ推定とは、
実際に調査するのが難しいとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す日本の造語。
オーダーエスティメーションともいわれる。

と説明されています。

答えを導き出すまでの『過程』に重きをおいて考える質問…といった方がわかりやすいでしょうか。
有名な例だと
「シカゴにはピアノの調律師が何人いるか?」
「東京都内にあるマンホールの総数はいくらか?」
などで、
そんなん分かるかい! とゴチりつつも、自分で勝手に「○○は××とする」とどんどん仮定し、その数値を元に「××だから△△は■■」と独自の答えを導き出していきます。
もちろん答えは現実のものとは全く別になるでしょうが、先述のとおり、このテストは結論を出すまでに至る柔軟な思考力を試すものなので、答えも仮定の範疇から出なくてもよいのです。

海外では特に盛んで、Googleマイクロソフトなど、外資系企業が面接時にしょっちゅう使用するということで日本でも話題になった時期がありました。

私、こういうひねくれた話が大好きなものですから、たまにフェルミ推定をググっては関連する文献を読んだりするのですが、
ある日フと
フェルミ推定の問題集とか売ってないだろうか」
思い立ちました。

もし『フェルミドリル 〜1日1フェルミ☆〜』なんてのがあったら、寝る前の楽しみ(最近寝落ちばかりですが)になるであろう。

「ちょっと探してみよ〜」
と、某Amazonにて「フェルミ推定」と検索してみました。



ズラっと並ぶ検索結果。
すると、あるじゃないですか、ドリル!

サイエンス脳のための フェルミ推定力養成ドリル

サイエンス脳のための フェルミ推定力養成ドリル

その他、興味を引かれるタイトルの関連書籍がいっぱいあるではないですか。
お〜、どれもおもしろそう!

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

ふむふむ、

ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?

ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?

なるほど〜。















ちょっと



タンマ。

なんということでしょう、これは現実です。
なぜか「フェルミ推定」がついた書籍一覧に

『キラキラHair』

が登場しているのです。
夢でも幻でもありません。

「まぁ確かにフェルミって単語はキラキラした発音だしな」
と、不思議にスンナリと納得してしまった私は、
この『キラキラHair』の表紙に書かれる特集タイトルをチェックしてみることに。
「恋かお金か? お金か恋か? 勝ち組ヘア♥カタログ」
「次はコレ! 秋のメガ盛りに注目」
「ストリートの裏ワザ マジックデカ目」
…などなど。
タイトルからしてこの雑誌が超ドギャル向けであることは伺えますが、
特別付録DVD「見知らぬ恋人」
が、一体どういう風にギャル専門誌に絡んでいき、
どうやってフェルミ推定に到達するのか、私は興味津々である。

それにしても、
表紙ギャル(右)の、誰が得するのかまるで分からない程に盛り上げられたヤバめな髪型が物語る「ヘアスタイルにおける重力からの解放マガジン」が、一体フェルミ推定とどう関係あるのか?
このAmazon検索結果の謎が深過ぎます。

だって、
表紙に堂々と

bitch

と書く雑誌が
世界に何誌あるか?

なんて、
フェルミ推定するまでも無いじゃないですか。

…知りたい、知りたいぞ俺は。
普通だったら放送禁止なはずの用語をなんの屈託もなく冠するその眩い表紙の裏に、
一体どんな「フェルミの海」が広がっているというのだ、『キラキラ Hair』よ……。

俺はオマエのことを、まだ何も知らない…。
中古なら12円。

それでは明日も宜しくお願いいたします。