11月9日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
昨日は朝にかけて外出しておりましたので、遅れて提出させて頂きます。

先日の名古屋日報にも
「俺はグルメだぜ?」
みたいなことを書いて調子にのっておりましたが、
しかし敢えて真実をお教えしましょう。

私は、味音痴である。

これは人に指摘されるというよりも自身で痛感していることでして、
周りの「これ美味しい!」「これは今イチだな〜」の反応を見る度に、
「え、そうなの?」
と心の中で驚くことが度々……いえ、しょっちゅうあります。

顕著なのが、珈琲。
珈琲の味の善し悪しが、まっっっっっったくわからん。
私は1日に1〜2杯は必ず珈琲をブラックで飲みますが
粉をお湯で溶かすインスタントのものでも「あー、おいし」と、ほっこりしまくります。
しかし、珈琲好きの人から言わせると、そんなものは珈琲ではない、旨い珈琲というのはかくかくしかじか……ということです。

海外に住んでた珈琲大好きな友人で、帰国したのち「日本にはおいしい珈琲がない」という理由で全然飲まない人がいます。彼女は珈琲が好きで好きでしょうがないのに、こだわりのあまり満足できる珈琲に出会うまで珈琲を飲めないという、なんだか本末転倒な状況に自ら陥っておりますが、私から言わせてみれば
「インスタントでもよくね?」
ということになります。
もちろん彼女はそれを聞いたら憤慨するでしょう。
「この味音痴!」


それと、「ビール」と「発泡酒」の違いがわからない。
むしろ、2年前まではどっちも同じビールだと思っておりました。
なーんかどいつもこいつも「発泡酒だけど安いからいいか」みたいな会話をしていて、「こいつらは何を言っているのだ」と首をかしげていた日々。
だって、どっちも同じ味ではないか。

更に言えば(これを言うと引かれそうですが)、キリンもアサヒもエビスも、全部同じ味にしか思えないのである。
さすがにギネスとかホワイトビールは違いがわかりますが、「やっぱりエビスがうまいわ〜」と嬉しそうに語る友人を前に「うんうん」と頷きながら心中では「我輩と貴君では、永遠にわかりあえることはないであろう」と静かな別れを決めている。
さすがに、実際に酒の席で「味なんてどれも同じだ」と場を盛り下げることを口にはしません。そんなことをすれば、一同から非難囂々なのを火を見るより明らかである。
「この味音痴!」


他にも色々あります、『違いがわからない』食べ物、飲み物。
全部書いたらキリがないのですが、そんなことなので、今後私と食事の席を共にする人がいたならば、
私が「旨い旨いwww」とのたまっている姿を見る度に、
心の中で「貴様にグルメの何がわかる、この味音痴!」と軽蔑されるのもいたしかたがない。
しかし、決してそれを口に出してはいけない。
私が平常を装って本音を口に出さないのと一緒で、あなたの非難もまた心に留めるべきなのである。
それでも私が「え、これってそんなに美味しいの?」などと場違いなことをうっかり口にしてしまった時は、心置きなく罵っていただいて結構。
「この味音痴!」


ちなみに、「いつもより200円も高いウィンナーを買ったのだけれど、やっぱり美味しいわ〜」ということで、いつもより200円も高いウィンナーを食べたのですが、

同じ味にしか思えない。

それでは来週もよろしくお願い致します。