11月12日の日報 もぐもぐお団子ヘアなのだ

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

ファルコン(コードネーム)という後輩がおりますが、彼が突然
「日報さんが好きそうなサイトを見つけました」
FacebookでURLを送りつけて来ました。
ヒョコ! という音と共に。

「久しぶりかと思ったら突然そんな話とは。
日報さんが好きそうなサイト……って、『八王子の宮本亜門』の異名を持つこの私の嗜好をそこまで理解できる強者はそうそういないぞ。
さぞ知的かつ文学的で、シンプルな中に光るセンスが散りばめられた、ミニマルなのにどこかノスタルジックな清潔感溢れる高貴な次世代型ウェブサイトでなければ、この伊藤日報の食指が動くことはあり得ない。
わざわざヒョコ! と送りつけてくるからには、さぞ自信のあるHPを見つけて来たんだろうな〜?」

そういって私は、ファルコンが挑戦状と言わんばかりに叩き付けてきたリンクをクリックしてみました。

http://dangonoko.com/


……

ほう。
なんでもこの「dangonoko(ダンゴノコ)」は巷に溢れるお団子ヘア女子をひたすら紹介するサイトだそうで、以前にその登場を以てして全世界の男子を「ごくり」とさせた『ツインテール協会』( http://twintail-japan.com/ )を彷彿とさせる"オトコのコ殺し"コンテンツサイトだという。
「この大自然界に於いて、あってもなくてもどうでもいい極めて価値の低い男子のキュンキュンポインツを非情にも集中攻撃しまくる」という意味では、件のツインテ協会を追随するかの如きコンセプト。

このサイト、今日公開されたのでしょうか。
他の知人友人の間でも話題になっており、
「……ごくり」
と生唾ごっくんな音がSNS上で響き渡っておりました。

このお団子ヘア、女子の間でも『カワイイ〜』という理由で流行っているのでしょうから、ファッションセンスとしてそのビジュアルが評価されているのは当然として、男子にしてみれば女子の『カワイイ〜』とかいう盛り上がりなぞ笑止千万、片腹痛い。

お団子ヘアだったりツインテールだったり、女子にとっては髪型でしかないこの結い方に鼻息巻いて興奮しちゃう男子たち。
彼らにとっては、お団子ヘアはもはや髪型といえど髪型ではない。そう、セクシーゾーンなのだ。

女子からすれば、男子どもの「ごくり」は全くもって理解不能でしょう。
かくいう私も、今だって「興奮しちゃう男子」と書きながら、
「客観的にみてもマジで自然の摂理において不必要なほどに無価値な興奮だなwww」
とつい俯瞰してしまいましたが、いやしかし何故だか男子はお団子ヘアの女子に胸をトキメかさずにはいられない動物である。
「キモい!」
そんなバッシングが遥か彼方の女性専用車両から聞こえてきそうだが、
女子だって『車をバックする時に助手席に手をかけて後ろを振り返りながらハンドルを捌くメンズ』に大興奮するのだから同じ穴の狢である。


閑話休題
さて、そうは言いつつも、
それでは私が、この『ダンゴノコ』を見て「ごくり」と大興奮したかどうか。

……

くわっ!(刮目)

「惜しい!」

お団子ヘアへの溢れる愛を具現化させた運営者の方々には敬意を表そう。
「どうして誰も作ろうとしなかったのか?」
そう思った時に誰よりも早く動き、無かったものを生み出す。
そう、That's クリエイション!

だがしかし。
私は10年以上も前からお団子ヘアの素晴らしさを世に説き続けて来た男である。
先駆者でありベテラン、まさにお団子ヘアの生ける伝説となった私に運営者たちはアドバイスを請うべきであった。

そんな私から、
『このコンテンツ唯一にして最大の欠点』
を指摘しよう。



それはいたってシンプルだ。



サッカー日本代表ユニフォームを着ていないじゃないか。

運営者たちも趣向を凝らしたのだろう、団子を食べさせたり、浴衣を着さしたり、外国人の方をフィーチャーしたり……とお団子ヘアの持つ可能性に果敢に挑戦している。
そのどれもにとてつもない破壊力が備わっているのはわかる。
わかるのだ。

だが、日本代表ユニフォームを来たお団子ヘアに勝るものナシ!

頭:お団子ヘア
顔:どちらかといえばナチュラルメイク
頬:しかしチークは厚盛りで
首:日本代表タオル
体:日本代表ユニフォーム
手:ビール(「主人公=男よりもお酒が強い」設定必須)
足:どうでもいい
靴:どうでもいい

かくして、ミケランジェロも尻尾を巻いて逃げ出す究極の「美」がそこにあった……。

ちなみに、
「日本代表ユニでなくてはいけないのか?」
という疑問を持たれる方もいるかもしれない。
答えはもちろん"YES"です。
「普段はサッカー観ないけど、日本代表戦というお祭り騒ぎに乗じてサッカー観戦に来てみたよ☆
サポーターのみんなと一緒に盛り上がれて、と〜っても楽しい!
…あれ? 今、ゴール入ったのにどうして点が入らないの? オフサイドオフサイドってなーに?(ぽか〜ん with ほろ酔い)」

ボフッ!(鼻血)
だめだ、これ以上は文字に起こしてはならぬ。
要らぬオフサイドトラップにかかるところであった。

とにかく。
そんなわけで、『ダンゴノコ』には是非とも「サッカーユニ編」として特集を組んで欲しいものです。
その暁には、10年間に渡って「お団子お団子!」言って来た私の魂も成就するであろう。


お団子ヘア。
古来よりその魔力に取り憑かれた男たちは後を絶たない。
なにがそこまで殿方たちを魅了するのか?
それは、永遠の謎である。

それでは明日も宜しくお願い致します。