10月4日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
昨日も夜遅くまでアレコレしており、美しすぎる寝落ちをしてしまいましたので、この時間に提出いたします。

木曜金曜と某外国にて滞在はするものの、休日というわけではないので、日本での業務はこちらでも続けなくてはいけない=いわゆる「ノマドワーク」をしております。
今年に入って海外にWiFiMacBookを持って行くことはあっても、休みだったので仕事をすることはありませんでした。

今回はじめてノマドワーカーを体験したわけですが、初日を終えてみて思ったことは、
「ちょっと効率悪いのよね」
です。
ただし、これは職種によるでしょう。
例えばディレクターやプロデューサー的な管理側なら、連絡さえつく状態なら何とかなるかもしれません。
翻って、デザイナーやテクニカルな『いわゆる現場』の人は、やはりデスクに張り付いて慣れた環境で作業しないと、パフォーマンスがだいぶ落ちるのかな、と思いました。
ノマド前提に制作環境を構築している人なら大丈夫でしょうけども)
午前はディレクター的な内容、午後はデザイン…みたいに振り分けてみましたが、肌でそう感じました。

あと、全く関係ない話ですが、ホテルの受付のお姉ちゃん(英語の訛りからして多分ヨーロッパ人)が私のパスポートを見て
「イトウ…ニッポウ………あなた、日本人?」
と突然訊いて来ました。

そうだワーオの環で世界を平和に導く日本人である、と答えると、少し仏頂面だった彼女が突然目を輝かせて
「私、村上春樹が大好きなの!」
と言うではありませんか。
お〜、さすがワールドワイドやねぇハルキのとっつぁんは!
「彼の作品の中では、ノルウェーの森が大好き! 小説ももちろん読んだし、映画だって観たわ! あの映画、本当に素敵だった!!」

お〜、
はいはい、
あの映画ね、
俺も観たよ、
観たけど、
男ふたりでレイトショー観に行って、光さえ飲み込みそうな重い磁場を形成しながら帰路についたけどねぇ。

それはちょっとワーオできないかな。

とはいえ、おかげで外出する度に挨拶する仲にはなれました。
文学が人種の壁を越えたんだ!

それでは本日もよろしくお願い致します。