8月9日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
なでしこJAPANの決勝戦の途中ですが本日はこれにて失礼致します。

今朝、仕事に行く途中で近所の公園の横を通った時、公園の中で小学生高学年っぽい女の子たちが円を組んでなんかやっておりました。
膝を曲げてですね、体をですね、規則的に縦に動かすのをですね、繰り返すのです。
これはヒップホップダンスの基礎である「ダウン」というリズムどりの練習です。
規則的に、というのは音楽のリズムに合わせているからなのです。

ちょっと面食らいました。
夏の朝8時半に公園に集まってダウンの練習、とかいって考えたこともなかった…。ぼくも嘘でも15年ダンスやっていますが、原則夜〜深夜に練習するのが当たり前の世界だったのが、人口も増え、プレイヤーの属性(世代)が変わっていけばそりゃこういう風景も見れるようになるわけです。
「15年の間にえらい変わったもんだな〜」と、感慨深いといいますか、どこか複雑な心持ちでございました。

そのグループの中にひとり、指揮を執ってる子がいたので、恐らくその子は経験者で、仲良しグループでダンスを教えていたんだと思います。
ヒップホップダンスについては、今年から中学校の体育に必修科目として加えられたことがニュースで取り沙汰されていましたが、多分もうちょっと若い=小学生であろう彼女たちは自主的に練習しているのかな?(最近の小中学生は見た目が年齢不詳だから確信はもてませんが) 今や「クラスに一人はダンサーがいる」と言われている小中学生業界、なるほど彼女たちの世代にとってダンスはもはや身近にある選択肢のひとつとなったんですな。

まぁそうなってくると、今度は
『ダンスだけが先行して、ヒップホップの音楽だったり文化だったりをスルーしてしまってないか』
みたいな考えが頭をもたげてくるのが常ですが(そういった論争も未だに多い)、そういう先輩風吹かした小難しい説教を、朝練(ダンスの朝練、という言い回し自体に自分でも驚きを隠せない…!)する若い彼女たちに課すのも酷な話。
オヤジ臭い理想論は、彼女たちがもっと大きくなってからでいいかな。
ゴタクは置いといて、音に合わせて体を動かす気持ち良さをせいぜい楽しむがいい! とオジサンは思いましたとさ。

それでは明日も宜しくお願い致します。

それにしても、朝からよくヒップホップを聴けるな〜。
俺だったら胸ヤケする……これが、若さ……。