7月4日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼致します。

昨夜の話なのですが、エラい迷惑なハプニングに見舞われました。
私は学生の頃からHotmailを(頻繁ではないにしても)使っていますが、そのアカウントが、突然スパムに乗っ取られてしまったのです。

ある知人から指摘を受け、なんぞ?と調べてみようにも、運営側が既に対応しており(なんと素早い)、
『あなたのアカウントから多数のスパムメールが発信されたので、このアカウントは現在凍結しています』
とオフィシャルにアカウントを止められているではないですか。
アンビリ〜  バボッ!

なんとか本人確認の作業を終えてアカウントを再起動させることができたとはいえ、人のアカウントを乗っ取って勝手にメールを送信した上にパスワードまで書き換えやがった。
スパムというのかウィルスというのか分からんですが、実に姑息な輩がおるものだ、けしからん。

やっかいなのは、乗っ取られた原因がわからないことです。
インターネッツの恐怖を熟知している私は、日々日頃から迷惑メールには細心の注意を払っています。
とはいえ、実は最近、同じような(恐らく同じ)メールが知り合いから2回ほど届いており、どこからどうみても怪しい内容だったので開きもせずゴミ箱に捨てていた…ということはありました。
メールを開いたり、中のURLを踏んだりしなければ感染はしない、という認識が甘かったのだろうか、その時点で標的にされていたのかもしれません。

さて、
Hotmailのアドレス帳に登録されているアドレスに一斉送信されてしまったせいで、他の友人たちからもポツポツと「なんか変なメールが来たよ?」との連絡が届きます。
彼らには迷惑をかけたことを詫びるのと同時に、一連の流れと対処法を伝えてことなきを得ました。

とはいえ、スパムメールの内容が
『件名ナシ』
『CCには多数の他のアドレス』
『内容も、謎のURLがひとつ書かれているだけ』
と、常識的に考えても120%スパムですからね。
友人たちも「これはおかしい」と思い、私に確認をとってくれたわけです。
さすが聡明な我が友人たち。
類は友を呼ぶ、とはよく言ったもので、諸葛亮2012と謳われるこの私にふさわしい友人である知的な彼らにとって、愚かなスパムメールなぞなんの脅威にもなりません。
「フ、心配するだけ徒労であった」
今日の夜にもなればこの件もどこ吹く風。何事もなかったかのようにルンルン気分に鼻歌を唄っていると、忘れた頃にある別の友人(主婦)から連絡が。

「届いてたよー。久しぶりに伊藤からメールだと思ってワクワクして
URL押してみた」

(以下、サンドウィッチマンの金髪の喋り方:)
いや押すのかよ。押さなくていいよ、やめろってオィ。
おかしーだろオマェ、押さねーだろ普通。どうみてもスパムじゃねーかオィ、押せって俺が言うまで押しちゃだめだろオィ。
なんで俺が久しぶりのメールに謎のURLだけ貼って送んなきゃいけねーんだよオマェ…
…いや、いーよワクワクしなくて。体揺らして喜ばなくてもいいんだよオマェ。久しぶりだからっていまどきそんなにモニターの前で体揺らしてワクワクする奴いねーよオマェ…いやだから押すなって! えぇ!?
なんなんだよオマェ、どんだけ不純物排除した心の持ち主なんだよオマェ。いや「なに言ってるかわかなんない」じゃねぇよ、お前はピュアだ、っつってんだよオィ、わかりづらく言った俺も悪ぃけどよ。
オマェな、こ れ は! スパム! な!? 件名書いてねぇしよ、CC見たらアドレス全部に送っちゃってるの! な!? 普通そんなことしないでしょ!?
…「ははっ」ってなにがおかしいんだよオィ、こっちはちっともおかしくないよ。
スパムメール見たことねぇのかよオマェ。インターネット何年やってんだよオィ。押したらどうなっちゃうのかこっちが教えてほしいくらいだよ、オマェどうなってんだよあの先ってオィ。
いやだから『スパム』だよっ、『昴』じゃねーよオィ。なんだ『スバル』って。なんで谷村新司が出て来るんだよオマェ、♪わぁ〜れぇは〜ゆく〜、いや唄わせんなよオィ。なんでモノマネ王座決定戦みたいになってんだよ、やったことなんて一度もねーよ谷村新司なんてオマェ。

と、心の中で思いました。

ちなみに、
パスワードを変えると防御できるらしいので(できれば複雑なものに)、もしこれをお読みの方で、心当たりがある方がいらっしゃったら是非おすすめします。
ただし、定期的にパスワードは変えた方がいいそうです。
面倒だなぁ。

それでは明日も宜しくお願い致します。
おのれ、アノニマス