7月3日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼致します。

今日は、私が10年に及ぶキャリアのなかでこつこつと積み上げて来た、「プライド」と名付けられたバベルの塔が脆くも崩れ去った日でした。

最近、仕事の内容が変わったのですが、
それにあわせて、使用するアプリケーションもガラリと変わりました。
とはいえ、
私はこう見えてもillustratorPhotoshop、さらにはinDesignに加えてなんとFireworksまで使うことができ、過去にはDreamweaverの経験まで兼ね揃えたアプリケーションマスターである。
伊達に長い間、Adobeのプロ向けソフトを身体の一部として使いこなして来たわけではないのだ。
例え見慣れないソフトに直面したとしても、鍛えられた『勘』というILLなスキルで
「ふんふん、あ〜、はいはい、ここは……こうっ!(カチッ)」
と、赤子の手をひねるかの如く数々のソフトたちを抱いては夜明け前のベッドに捨ててきたのです。

だがな、エクセル、貴様。
なぜ貴様は俺のいうことを聞かない。

じゃじゃ馬、とはよくいったものですが、
私の意のままに操れないマシンなぞ、この世にあってはならぬ。
だのに、だのに……

俺は!
ろくに四角形のフチに線すらつけれない!!


なんなんスか!?
死にもの狂いでそれぞれの四角形に高さを設定したり『結合』という七面倒な設定をしてから、あ、ちょっと四角たちを下に動かそう〜♪と思ったら「スタイルは一緒に移動できません」とかいっていきなり初期設定に戻されるアレって一体なんなんスか!?
っつか、なんなんスか、あの永遠に下へスクロールできちゃう無限回廊? 罰ゲームかっつーの!

……と、頭を抱えて白目で「ギギギギギ」と取り乱していた1日でした。
新卒の若者でももっと早く作れるだろw、というほどに亀のように遅いスピードでエクセルの基本作業をよちよち進めていく三十路の姿を想像してごらんなさい、あなた、もうこの日報をそのままスラスラとは読めないはずですよ?
「スタイルは一緒に移動できません」のモーダルボックスを喰らうたびに私のプライドはズタズタに切り裂かれ、あと一歩で廃人となってしまうところだった。

帰り際、全身全霊を込めてなんとか途中まで作ったA4ドキュメント(1枚)をテストで印刷してみましたが、
自分でもなにが起こったのか分からないくらい予想を覆す結果が
(^q^)三 シャー
とプリンタから滑り出して来た時は、
思わず後ずさりして「く、来るな!」と紙に向かって叫んでしまった。

帰りは闇雲に飛ばした。
それでは明日も宜しくお願い致します。