7月2日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

今日から7月が本格的にスタートしましたが、
私自身にとっては、1週間以上も前とはいえ、
おかげさまで誕生日を迎えたこともあり、
非常に「フレッシュ!」なシーズンでもあります。

誕生日となると友人知人から色々なプレゼントを頂きますが、これは大変有り難いことでして、毎年毎年、
「オレは1人じゃない!」
と明日を力強く生きていける勇気を与えてくれます。

ただし、
皆さんが私へのプレゼントとして『かわいい動物グッズ』をくれるのはなぜでしょう?
豆柴DVDセット、パンダのてぬぐいや置き物、杏仁豆腐セット(パンダの)などなど……
ちなみに私は、ヒップがホップでもっこりな生粋のB系メンズであり、
「男がかわいいぬいぐるみストラップをつけるなんて、天国の2Pacに笑われちまうぜ!」
と、かわいい動物グッズをいっさい身につけることはしない♪チェケワンツーな自称ギャングスタなのです。

とはいえ、なぜ周囲は私に動物グッズをプレゼントしようとするのか。心当たりなら、ないこともないのです。

今からだいぶ前の職場にて、社長のお嬢さんが仕事場に持って来たパンダの小さいぬいぐるみを、ひょんなことから私のデスクに置くことに。
見た目がお世辞にも「おとなしい」とは言えないハードコアな男の作業机に咲いた一輪のパンダちゃんは、すぐさま同僚(女子)の間でも話題となり、後日その中のひとりから
「日報さん、コレどうぞwww」
と、2匹目のパンダを頂戴しました。
その時、「パンダはモテる!」と光の速さで勘違いした私は、3匹目4匹目のパンダ(ぬいぐるみだけでなく、シールやらお菓子やら色々)を自虐ネタとして我が周辺に揃えていったのです。

これがいけなかった。
「どうやら伊藤はパンダに目がないらしい」
誤解が誤解を呼び、パンダがパンダを呼ぶという中国三千年の白黒スパイラルへと墜ちた私は、自分の意志などいっさい尊重されることなく、周囲の人から「ただのパンダ野郎」というレッテルを貼られてしまったのです。パンダの祟りじゃ。

すべて善意とはいえ、彼らが
「日報さん、ほら、かわいいパンダ、見つけたよ☆」と、
白黒はっきりした萌え萌えグッズを持って来てくれる度、
「誰がいつパンダが好きと言ったんだよ!」と吠えたくもなりますが、しかしその純粋無垢な瞳になにも言えない私。

さらに、黙ってパンダグッズを渋々受け取っていたのが悪かったか、「パンダ好き」だったレッテルがいつの間にか
「かわいい動物キャラが大好きな日報さん」
へと誇大解釈されるようになり、
どうやら今ではかわいい動物グッズを見ると
「とっとこ太郎ムハー!」
と目を見開いて嬉々と飛びついちゃう痛い人と思われている節がある。
かわいい動物グッズを否定するつもりはさらさらありませんが、
しかし私は「♪エミネム上等〜」と歌う、タフでイルスキルな硬派なメンズ像を確立したい。

確かに、パンダちゃんはかわいい。
パンダちゃんもかわいいし、柴犬だってかわいい。
赤ちゃんパンダや豆柴の写真を眺めては、モニターの前でジタバタしている私を目撃した人もいるかもしれない。それは事実だ。

しかし考えてもごらんなさい、
このまま『かわいい動物グッズ』が毎年蓄積されていったら、私の家はじきにわくわく動物ランドになってしまう。
風呂上がりにコアラちゃんのタオルで身体を拭いて、
しろくまさんのパンツを履いたのちに、
ペンギンさんのパジャマを羽織ってしまうよ。
キリンさんの抱き枕をかかえてゾウさん枕に埋もれちゃうのだ。
(すべて贈答品)

ですので、これをお読みの友人知人の皆さん、
お願いですから、もう来年からは「かわいい動物グッズ」を……


どんどんプレゼントしてください。
なんだか今さっき、上述の「どうぶつグッズに囲まれた暮らし」を想像しながら日報を書いているうちに、
「それも悪くないな」
と思い始めました。
50centの生まれ変わりと恐れられる筋金入りのB系男子が、
徐々に大自然の命の素晴らしさに心を打たれて改心していくさまを楽しんで歳をとるのも悪くなかろう。
それに、ひょっとしたらその動物愛護精神を評価されてWWFから「どうぶつ大使」を任命されるかもしれないし、5年後の誕生日なんか、ガチでパンダが届くかもしれない。
そうすれば、夢のパンダオーナーです。パンダに乗って出勤、男なら誰もが夢見たはずだ。

そんなことを考えて、きたる未来の誕生日に想いを馳せた1日でした。
この一年間もどうぞ宜しくお願い致します。

それでは明日も宜しくお願い致します。