3月15日の日報 映画評

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

週末に観てきた映画の紹介でも:
1.

『虹蛇と眠る女』
オーストラリアを舞台にしたミステリー作品。
豪州の大自然における神秘性を感じる映像美はよかったのですが、ミステリー(=ストーリー)としてはフワフワし過ぎで、どこにも着地しないで終わるフィーリング系でした。
ニコール・キッドマン、久しぶりに観ましたがめちゃくちゃべっぴんさんですね。


2.

『オートマタ』
スペイン・ブルガリア製作のSFサスペンス。
アニメ映画『イノセンス』の実写版とでもいいましょうか、ロボット(A.I)の自我をテーマに謎を明かしていくストーリー。
『虹蛇〜』よりもこちらの方がミステリー作品としてはしっかり作られていましたが、ストーリーのオチも他のSFロボット作品と同じ路線をなぞっているので、衝撃のラスト!ってことはありませんでした。
こちらのアントニオ・バンデラスも久しぶりに観まして、渋い俳優さんになってました。


3.

『同級生』
妻には内緒で観にいった、話題のBLアニメ映画。
予告編を見た時点で「アニメーションのクオリティ凄い!」と思っており、BLとはいえ是非劇場で観ておきたかったので、99%女子のみなさまに混じって、緊張の面持ちで鑑賞。

結果、まず『2016年TOP5』に入ることはまず間違いないであろう秀作でありました(現在ダントツ1位)。
上述のアニメーションはもちろんですが、ひとつの映画、ひとつの恋愛模様としてここまで完成度の高いものは久々。
空気感や心地よさが全編に漂う、「風通しのよい映画」という印象で、見てて疲れない。PG12に該当するであろうちょっぴりエッチッチなシーンでさえ爽やかさに包まれていて、まあ私は手に汗握っていたものの(いろいろな意味で)、イヤらしくない、好感がもてたのでした。
今でも余韻が残っている、というのがなによりの証拠。
BLだろうがなんだろうが関係なく、すごくオススメですよ!

それでは明日もよろしくお願いいたします。