7月23日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

深夜、人影のない住宅街を自転車で抜けていこうと走っていたら、前方を女性がひとり歩いています。

後ろ姿からして、あきらかにギャル、どちらかというとサーファー系ギャルなのですが、携帯で話しながら歩いています。
「暗い夜道をひとりで歩くのは不安でしょうがないだろう、それを紛らわすため電話をするギャル。うむ、見た目はドギャルでも、心はか細い乙女のそれであった」

ところで彼女、携帯を持つのと逆の手には、なにかを掴んでいるようです。
掴んで、肩の高さまで持ち上げて、そのままホールド。火のついたタバコを持っているみたいな姿勢。

暗いのでよく見えないのですが、
それは手の平サイズで、黒い、円筒のような……
「無糖BLACKかしら」
と思いながら、私は自転車で徐々に近づき、やがて追い越そうとした刹那、その黒い円筒のような物体が手巻き寿司だったときの、私の見事な二度見っぷりを、嗚呼、これを読んでいるあなたに是非見せてあげたかった。

「納豆かな、ネギトロかな」
海老マヨかもしれませんね。

夏だからしょうがない。
それでは明日もよろしくお願いいたします。