6月9日の日報 ボクシング或は真の相互理解

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

昨日ですが、ボクシング試合を観戦してきました@後楽園ホール

お目当てはいつも通りの内藤リッキー選手。
今回はノンタイトル戦でしたが、相手の荒川選手との死闘と呼ぶにふさわしい打ち合いは、会場の熱気とリンクして壮絶な空間になっていました。
(結構アブなかった……)

リッキーの試合観戦はこれで3回目ですが、段々彼のボクシングの魅力を(私なりに)理解できてきました。
彼が相手のパンチをスイッスイッと避ける俊敏さ、あれは見ていて気持ちいい。
しかも、ギリギリでスウェーする様から
「うわっ」
「アブね!」
「ヤっべ!」
という声が聴こえてきそうです。
決してふざけているのではなく、遠くから見ていても分かる明朗な表情から、ボクシングを楽しんでいるんだな〜と。悟空の「おめぇ強ぇなあ!」のそれです。
「オラ、わくわくすっぞ!」

あと、入場曲がEarth,Wind & Fireの"September"ってところがニクいですね。


その前のセミファイナル試合、江藤選手と福本選手のタイトル戦も素晴らしかった。

江藤三兄弟の長男、光喜くんの恐ろしいまでに冷静且つ不適なボクシングが、キラーマシーンのようで王者の風格ありました。カッコよい。
でもマイク持って喋ると結構天然なキャラも◎。

福本選手もKOで敗れたとはいえ、途轍もないガッツで会場沸かしましたね。私も気付いたら身を乗り出して「オオオオ!」と叫ぶほどの闘魂が伝わった。

試合後は互いを讃え合うスポーツマンシップに、勝ち負けの世界にしか存在しない「真の相互理解」という次元を見ました。ちょっと泣きました。

パンチすれっすれでかわすし、
集中力のエアポケットみたいな魔力は実在するし、
インターミッションを挟んだだけで精神的に形勢逆転することも本当にあったり。
なにが起こるか分からないボクシングは、観ていて非常に面白いのですが、心臓に悪いですね。


私は、さっそく家に帰るや否や、洗面所で
「シュ! シュ!」
と、ネコパンチで宙(もしくは次元)を切り裂きまくりました。

それでは明日もよろしくお願いいたしまシュ!