2月19日の日報 どうしてブログを書くの

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

お客さんのオフィスへ初訪問するため、都内の方へ行ってきました。
ちょっと早く着いたので、オフィスの周辺をぶらぶら散歩してみました。

都内(虎ノ門)は開発めまぐるしい地域ではありますが、同時に古くからあるであろう昭和チックなビル・家屋も多く、今日みたいに日中の陽が穏やかだとのんびりした雰囲気に感じれて
「今日、もう帰ろうかな」
とわりとマジで思えます。

とある眼鏡屋さんの前を通りかかったのですが、
こじんまりとしつつ、どこか風格の漂う店構えだったので歩みを遅めてよく見てみると、大正? 明治などの時代から続く老舗のようでした。

店先に小さな看板が立ててあり、そこにズラッと文字が書かれている。
興味が湧いたので立ち止まって読んでみると、
「先日の米国・スーパーボウルを観ました、私も昔アメフトをやっていたので、感慨深く楽しめた」
といった内容の文章が。
上のタイトルに目をやると、『カンバンブログ』の文字が。
お店のマスターが、軒先の看板上でブログ=便りを書いているようでした。

読み切るのに1分もかからない軽快な文体で、押し付けがましくない素敵なカンバンブログでした。
商売である眼鏡のことに全く触れていないのも、あとになって気付くくらい自然に読んでしまった。
あとでそのお店のWEBサイトを調べてみると、しかしWEB上ではブログを(敢えて?)書いていないのでした。Twitterはやってらっしゃいましたが。

たまにブロガーさん達が
「人はなぜブログを書くのか」
というお題で議論を繰り広げるのを見かけます。
そういえば私だってなんでこの伊藤日報を、頼まれてもいないのに月〜金毎日更新などというメンドーなことをしてるかな、と思うことも稀にあります。

その度に
「うむむ、自分でもよくわからん、でも書かなきゃいかんのだ」
と有耶無耶にしてはいましたが、今日のマスターによるカンバンブログの中に、その答えみたいな何かを垣間見えた思いです。

まだ言葉にできないのですが、
まぁ大雑把な感覚でいうと
「通りがかった人に挨拶して、ちょっと話を聞いておくんなまし」
ってことでしょうか。
少なくとも大層且つ崇高な動機ではありません。
カンタンな話題を提供する、一種のお節介に近いのかもしれません。

カンバンブログの更新を読むには、またお店まで行かないといけないので、中々読むのが難しそうです。
でも、今日のカンバンブログを読めただけで、私はなんだか嬉しかったです。

それでは明日もよろしくお願いいたします。