1月15日の日報 椅子なき道

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

「人間は、1日6時間以上椅子に座っていると、死ぬリスクが40%アップする」
という驚愕の事実に基づき、今や欧米では『スタンディングデスク』というブームが到来しているとのこと。

要は、1日座りっぱなしの仕事をしている人が、立ったまま作業できるくらい背の高いデスクを使うというもの。

立ちながら机(高い)に向かってパソコンをカタカタ打ったりして、それこそ立ち食い蕎麦を呈しており、誰もが始めは「なんじゃそりゃ」と思うでしょう。私もそうでした。

ところが、
「オフィスワーカーの肥満の原因は、長時間座っていることである」
ということで、このスタンディングデスク=ずっと立っていることで『痩せる』副作用があるとのこと。

他にも「集中力アップ」「眠気防止」などなどメリットしかない、というブログも見かけたので、私もトライしてみました。

iMacは画面の向きをグッと上向きにできるので、今使っているデスクに紙の束 or 雑誌でも置けば、そこそこスタンディング可能だったのです。

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さて、
「はじめの数日間はかなりツラい」
と言われていましたが、確かに1時間しないうちに腰が痛くなってきました。
膝もそこそこ疲れます。

精神的にキツいのは、周囲のスタッフは全員座っているということ。まるで私ひとり、莫迦みたい。
しかも自分が腰や膝の痛みに耐えてる中、皆が椅子に座って穏やかに仕事をしているのを見ると、どうしても僻みや悔しさといったネガティヴな感情がむくむくと頭をもたげます。
「イヤな男に、なっちゃいそう」

なにより、ついさっきまで座っていたMy椅子が、真横にあるわけです。
「ハァハァ……くそ! 座りたい! 椅子があんなに大切なものだったなんて、失って初めて気付く想いだ!」
こんなにも椅子への気持ちが昂ることなんて、今までありませんでしたし、この先もないと思います。

「椅子的欲求」とでもいいますか、だったら座ればいいじゃないかと思われるかもしれません。
しかし、
ありとあらゆるダイエット療法にことごとく失敗してきた私には、もはやコレしかないのです。

椅子を見て興奮する男になってしまったとしても、ひきしまったお腹まわりを手に入れられるのであれば、試してみる価値があるとお思いになりませんか?
まずはこのスタンディングデスクを……そうですね、2週間続けてみようと思います。
継続はなんとかなり。アンチ一朝一夕!

そのうち足腰も鍛えられてムキムキになることでしょう。今私を笑う者たちを、私が笑い返す光景がありありと目に浮かびます。

それでは明日もよろしくお願いいたします。