9月24日の日報 ギャルに感動した話

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにして失礼いたします。

祝日の火曜日に、友人が渋谷でクラブイベントを開催するということで遊びに行って来まして、共通の友人も集まってわいわいしておりました。

すると、渋谷カジュアル略して渋カジなかわいいギャルが私に近づいて来て、話しかけてくるわけです。
「(こ、これが噂の逆ナンか、渋谷怖ぇー☆)」
私は身構えます。

DJがヒップでホップがもっこりな音楽を爆音でプレイダッシッしているので、おのずと会話は耳もとで&大きな声で話すことになり、ギャルは顔を私の耳/首元に近付けざるをえない。
この時点で「これ、無料っすよね?」と事前確認しとかないと後で法外な額を請求されるんじゃないかと心配になるプレイ。
なにか私に話したそうなギャルに、私は生唾ごくん状態で耳を傾けます。

するとギャルは、大声で
「○○君だよね!!?」
私は
「???」

早い話、人違いなのでした。
「いや、違いますよ……」
「えっ!」
「……」
「え、え、え、嘘ーっ!?」
「いや、ほんとです……」
「え〜wwww」
「……」

人違いがわかると、すぐに謝ってきてくれたギャル。むしろ、悪いと思ったのか何度もごめんなさい!と言ってくる。

パッと彼女の手元を見ると、買ったばかりであろうビールを持っていたので、そこで私は
「大丈夫っす、気にしていないですよ! それにここはクラブ、音楽の名のもとに俺たちトモダチ、みんなで永久ラブ&ピース!」
……という意味合いで、乾杯しようぜ☆と自分のグラスを掲げた瞬間!
ギャルが踵を返してどこかへ行ってしまった。

斜め上に向かって不自然に持ち上げられた私のビールグラスの行き場。

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ところがどっこい。
それからしばらくして、もう一度ギャルが近づいてくる!
「あの! すいません、もう一回訊いてもいいですか! ○○君ですよね!!?」
「ちがいます!」

これですよ。
この根性。
これがギャルのいいところです。

ギャル、という単語には、どこか卑下した雰囲気が含まれているじゃないですか。
「ギャルwww」みたいに使われる。

しかし私はギャルというのは非常に優良な属性だと思っております。
筋を通す、一途、負けず嫌い、根性ある、男に媚びない。
私の知る限り、下手に自信過剰なゆるふわ系モテ女子よりギャルの方が頼りになる。

このギャルにしても、もう絶対違うわけですよ、私は○○君ではない。
なのに諦め切れずにもう一回確認するあたり、
「男には、負けるとわかっていても戦わなければいけない」
を地でいっている。これぞ男気(女だけど)。

「ちがいます!」
「あー、ですよね〜!!」
勝負に負けてもこの爽やかさ。見ていて気持ちがよいではないか。
「お主の心意気に乾杯☆」
しようと思ったのですが、さっきのショックが大きかったので再挑戦はしないでおきました。

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もし私が経営者だったら、割と本気でギャルを優先して採用しようと考えております。
それでは明日もよろしくお願い致します。