9月11日の日報 classic狂想曲

お疲れです。伊藤です。
本日はこれにして失礼いたします。

発表になったiPhone 6Apple Watchで世間は賑わっておりますが、個人的にはiPod Classicが販売終了になったことが一番のニュース……というか衝撃です。

iPod classicが販売終了 2001年の初代から続くホイール付きiPodに幕 ーハフィントンポスト

ちょっと前にCEOさんが「そろそろclassic終わらせる」と言っていたので、いずれこうなることは予想してましたが、発表会の影に隠れてしれっと且つあっけなく幕切れされるとやっぱり寂しいです。
私の20代、いつも傍にいてくれたのはiPod classic達だったから……。

持っているclassicはまだまだ現役とはいえ、もう4年選手なので先も長くはなかろうて。
実用的な面でもちょっと困る点もありますし、
「今のうちにもう1台買っておこうかしらん」
そう思って、ニュースが発表された昨日の昼間に、価格.comとかチラチラ眺めておりました。
「30,000円を切るくらいだけど、妻に先に言っておかないと殺されるしな」
その時はポチッとはせずにおいて、夜になってからもう一度サイトへ行ってみると、なんとこれが全て完売。

「どひゅえ!?」
そういえば後輩が某大型量販店のほにゃららカメラで働いているのを思い出してメールしてみると、
「すいません、今日だけで全て売り切れました」
とのこと。
ちなみに現在Amazonなどでは新品が倍近い値段で売られております。
人間の闇!

ぐむむ、これはちょっと甘く見ておった。
これで『今のclassicが壊れても、新しいやつで向こう数年は大丈夫』作戦は実現不可能になってしまいました。
と同時に、私と同じようにclassicなマシンがお好きなレトロ野郎どもが全国にいるんですね! 胸が熱くなりました。悔しいけど。

……と思っていたら、皮肉なことに、今日になってついに我がiPod
『容量が足りないのでアイチュンから曲を移せません』
と言って来た。
なんというタイミング。
「40,000曲も入る! と謳っておいてまだ25,000曲しか入ってないだろ、弱音吐いてんじゃねえ!」
キレて床に叩きつけようかと思いもしたが、
「(……販売終了やぞ)」
思い直しました。
ほとんど聴かないアルバムたちを消すしかないですが、
「聴くか聴かないかではない、自分のこれまでの音楽遍歴すべてがこの小さいマシンに収められて、それを常に携帯できるということ、それ即ち人生そのものを持ち歩くことである」
という部分に幸福を覚える典型的なコレクター心理が働き、八方塞がりの私は発狂寸前です。

アップル、考え直してくれないかなー!
シームレスがどうのこうのとか、5インチの大画面がどうのこうのとか、そういうイケイケな次元とは違うところでひっそりと暮らす生態系を、地球に残してくれないかなー!

それでは明日もよろしくお願い致します。
Classic Forever!