7月28日の日報 ゴジラ、ゴジラ、ゴジラとメカゴジラ

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

もうテレビでネタバレのCMが流れているのでここでも書きますが、
予告編を見る限り『ゴジラvs人類』だと思っていたのが、ふたを開けてみると『ゴジラvsムートー、人類はおののいているだけ』という展開でした。
ハリウッド版『ゴジラ』。

ハリウッドによるゴジラは2回目で、前回はもう20年弱くらい前でしょうか、当時「めっちゃオモシロい!」と興奮して観ていたのを覚えています。

その時の『ゴジラ』は、デザインがもっと恐竜っぽくて、しかも走るのが速い! というのがハリウッドによる解釈・提唱だったのですが、今回はとことん日本版ゴジラをベースにしておりました。

違う怪獣をゴジラが倒す=人類にとって救世主になる、という日本ゴジラのストーリーパターンは賛否両論あるものですから、ハリウッドがそれを選択したというのがちょっと意外でした。
でも去年の『パシフィック・リム』然り、日本の特撮SFへのオマージュに感じられたので、ちょっと嬉しかったかも。
しかも敵の怪獣が今作用のオリジナルですから、「おぉ」と席から身を乗り出すほどです。
(でもデザインが『パシフィック・リム』のカイジュウや、『クローバーフィールド』の怪物に似てて、「このデザインはもういいや」ってなった……)

最近はゴジラも日本版はどんどん陳腐な作品になってしまって、いつだったか『FINAL WARS』という作品は目も当てられない惨状となっていたほど。
そこでこの「日本式ストーリー」の、しかも何倍もクオリティの高いハリウッド版を見せられて、
「もう日本じゃゴジラ作れないよな〜」
というのが感想です。

と思ってたら、追い打ちをかけるように次のニュースが。

ハリウッドがリメイクした最新作「GODZILLA ゴジラ」が日本でも7月25日から劇場公開されたばかりだが、早くも続編の製作が正式に発表された。
(中略)
最新映像も上映。ラドンモスラキングギドラの怪獣3体のシルエットが映し出され、日本の「ゴジラ」シリーズの中でも特に人気の高い怪獣たちの登場に観客からは大歓声が起こった。

「ゴジラ」ハリウッド版 続編決定 モスラ、キングギドラ、ラドン登場

おやおや、ドラえもんじゃないですけど、日本映画界はこのままハリウッド資本に乗っ取られるのでしょうか。
(おもしろけりゃいいのかもしれないですが…)

次回作については、せっかく今回オリジナル敵役を出してきたから、ハリウッドシリーズはその路線を続けて欲しかったですね。
ゴジラモスラ、キングG、ラドン、って『三大怪獣 地球最大の決戦』のまんまですから、果たしてザ・ピーナッツの役を誰が担うのか、気になって仕方がありません。

そんなこんなの次回作への期待も膨らみつつ、2014版『ゴジラ』、あんまり評価高くないそうですが、私は良い意味で裏切られたこともあって、印象に残る作品でした。
ドッタンバッタン破壊しまくるので観ててスッキリします!

それでは明日もよろしくお願い致します。


……1点だけ残念だったのは、『ゴジラのテーマ』が使われてないところ!
「ここぞ」って時に鳴ってほしかった……。
逆にいうと、あのテーマ曲がどれだけゴジラにマッチしてるのか、やはり名曲なんですね。


ゴジラのテーマ曲をサンプリングしているものといえば。