7月14日の日報 グランド・ブダペスト・ホテル観ました

お疲れ様です。伊藤です。
月曜から深い時間まで仕事でしたので、遅れて日報を提出いたします。

先日、単館で映画(『サードパーソン』)を観てから一気に単館モノに興味がわき、その勢いでこれまた話題の映画『グランド・ブダペスト・ホテル』を観てきました。

以前から映画ファンの間で傑作の呼び声高かったものの、なるべく事前情報ナシで観てみたのですが、これまた評判通りにマジな傑作でした。

オッシャレーな色使いなど美術センスが光っていて、カッコいい且つ趣のある映像は、なんと言いますか、『全編インスタグラム』みたいな感じでした。
色彩から風景描写、構図、小道具など隅から隅まで
「デザインの勉強になるな〜」
などと、呆けたツラで作品の世界にのめり込んだ私。

と同時に、観終わってから『仙台牛タン 太助』にて美味しい牛タンをもぐもぐ食べながら、
「あの映画のおもしろさの秘訣はなんだろう」
と思索していたのですが、きっと『テンポ』なのかなと考えるに至りました。

登場人物の会話・ナレーション、カットの切り替わり、スピード感……などなど、映画=タイムラインのある世界において観客が情報を得るテンポというのが、作品の印象を全く違うものにするのかな〜、テンポ、うんうん、テンポだよテンポ!
……などとエセ映画評を考えてしまうほどに、『ブダペスト〜』は小気味よくポンポンと観れたのでした。
あの爽快感は久しぶりな感覚です。

それにしても、
「今作をリリースしているFox Searchlight Picturesって良いセンスしてるな!」
と思い検索してみると、『スラムドッグ$ミリオネア』『ブラックスワン』など輩出してる会社だったんですね。

鑑賞する映画を、監督、俳優、ストーリーなどで選ぶことがほとんどだと思うんですけど、制作or配給会社で選ぶっていうのが自分では新鮮でして、そういう楽しみ方にも挑戦してみようかなと思いました。
(音楽だってレーベルで選ぶことありますしね)

収穫の多い一作でした。
パワーレコメンド(強力にオススメ)です!

それでは明日もよろしくお願いいたします。


パンフレットも素晴らしいデザインでした。