2月24日の日報 「最後の輪」殺人事件 の巻

お疲れ様です。伊藤です。
24日の日報を遅れて提出いたします。

日曜日深夜にソチ五輪の閉会式をバッチリ観ました。
開会式でミスした「五つ目の輪が開かなかった」問題について、しっかり閉会式でカバーしてきたことがニュースになっております。
私も、バンクーバーの時のように閉会式で名誉挽回してくるだろうと思っていただけに、「なるほどそう来たか」と楽しく観れました。

この「五つ目の輪が開かなかった」件に関しては、少しおもしろい出来事が派生していたのをご存知でしょうか。
ソチ五輪が開幕してすぐのことです、この開会式の演出を担当していた人が、件の失敗の責任をとって謎の組織に殺された、というニュースが出ておりました。

(元のニュース)
Man Responsible For Olympic Ring Mishap Found Dead In Sochi

The man responsible for operating the Olympic Rings during last night’s Winter Olympics opening ceremony in Russia was found dead today.

当時、出先からアイホンで五輪速報を知りたいと検索したら、並みいる五輪関係サイトを抑えてGoogleの1ページ目にもランクインされていて、私も最初は(しかしこんな大事な話が簡単にニュースになるものかね、と思いながらも)信じてしまいました。

でも、これは嘘のニュースサイトが書いたニセ記事というオチで、日本でいう『虚構新聞』のようなサイトだったわけです。

【五輪】ソチ五輪の開会式で輪っかを作るのを失敗した人が死亡という記事が流れる 多くの人が信じツイートで拡散

しかしこの記事はフェイクサイトに掲載されたもの。『The Daily Currant』は日本で言うところの『虚構新聞』である。風刺ネタを扱いフェイク記事を掲載し続けている。しかしそれに騙された人が数多くおり、今では記事に対して約8000ツイート行われている。

まぁ冷静になって読めば読む程、ありがちな映画のワンシーンの様ですから増々滑稽に思えますが、しかし巧妙といえば巧妙。さらりと自然に書いてあるもので。

英文サイトだからというのもあって、日本の他のブログやSNSでもすっかり信じ込んでしまった人たちが「陰謀論」を叫ぶ光景が繰り広げれておりました。
私は「虚構記事って、世界中誰でも考えるんだなぁ!」と、膝を打ったのでした。

ちなみに、偽記事のなかで謎の組織に殺されたことになっている演出家のコンスタンチン・エルンスト氏は、実際はこんなお茶目なことをやっておりました。

【ソチ五輪】自虐ネタ?「四輪」マークTシャツで会見 閉会式プロデューサー

エルンスト氏は開会式の総合プロデューサーも務め、会見場には開会式の際に、トラブルで五輪マークが「四輪」になったデザインをあしらったTシャツで登場。報道陣の笑いをさそった。

なかなか微笑ましい一幕であった!


そんなこんなでソチ五輪も終わってしまい、ちょっぴり寂しい気持ちです。
あと1週間くらいやってもいいんじゃないかな!
個人的には葛西氏に号泣し、次回五輪でも是非現役参加して欲しいと願っております。

全てのアスリートに栄光あれ。
それでは明日もよろしくお願い致します。