10月1日の日報 彼女は天秤座 の巻

お疲れ様です。伊藤です。

怒濤の準備期間を経て我が結婚式を終えたわけですが、おかげで今年の夏は「なかった」ことになってしまいました。遊びに行く暇がなかなか作れなかった。

8月も、私がファンのアイドルグループの記念すべきワンマンLIVEがあり、チケットまでばっちり購入していたにも関わらず、どうしても準備が追いつかなかったので泣く泣く断念。
「恨みたい、でも何を恨めばいいの、ねぇ教えてよ」
私はひたすら悶々としておりました。

ところが、そのグループの追加公演が10月(式後)に決定したと聞いて私は喜びのあまり「ぷっぷー」と尻から屁をこいて飛び上がり、「よっしゃああああ!!」と拳を天へと突き上げたのち、いそいそと抽選チケットを申し込んだのでした。
ローチケ、使いづら過ぎ!

以後そんなこともすっかり忘れて、空前絶後の忙しさの中で式を迎え、しかしなんとか無事に終わらせることができ、すっかり放心状態になっておりました。
妻は
「夏にどこも行けなかったから、10月の3連休にどこか行こう」
と言って来ました。
「なるほど、それは良いアイデアである」
私は応えます。
本当にストレスの溜まる日々でしたから、精神的な回復を計るためにも、ゆったりリラックスな小旅行はじつに効果的と思われたその矢先(=今日)、

「チケットが当選しました」

の一報が。
そのLIVEは3連休のずばり真ん中なので、旅行という旅行は日程的にまず無理です。

新婚ほやほやの妻と、大好きアイドルのワンマンLIVE。
ふたつが乗った天秤が、キリキリと絶妙なバランスをとっているではありませんか。
私が気まぐれに「ふっ」と息を吹きかけるだけでガッターン!!と片方に決まるであろう世紀の勝負の行方や如何に。

いや、私の心は既に決まっておる。

「アイドルのLIVE行きたいから旅行キャンセルしたいっす」
を、
限りなく穏便に、
決して誰かの血が流れることなく、
平和の二文字を地でいくハッピーエンドに持ち込む方法を、
誰か教えてください。
誰か、

誰か、





誰か。

それでは明日も宜しくお願い致します。
もちろん、まだ本人には伝えてないし、伝えられるわけがない。