4月30日の日報 伊藤は日報にいるよ の巻

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

黄金週間前半、いかがお過ごしでしたでしょうか。
私はあちこち出掛けていて、3日間があっという間でございました。
そのうちの1日は、某LIVEイベントへ出向いたのですが、いくつかアーティストが出演するうちの1人が傳田真央さんという方でした。

傳田真央(Wikipedia)

彼女の名前を聞いてピンとくる人は、きっと私と同世代の方が多いのではないでしょうか。
歳がばれてしまいますが、今から10年くらい前にR&Bシンガーとして人気を博した方でして、当時高校生だった私も彼女の曲をしこたま聴いていたものです。

MISIA宇多田ヒカルの大爆発に続けといわんばかりに、ちょっとしたR&Bバブルみたいなのが当時はあったと記憶していますが、真央さんもヒット曲『耳もとにいるよ』でシーンを賑わせておりました。


↑いくつかバージョンがあるみたいですが、当時はこのオリジナルがヘビロテでした。

その後しばらくシーンから遠ざかっていましたが、数年前にカムバックして再活躍されている彼女のLIVEということで、私も当時のいちファンとして楽しませてもらいました。

1曲目から例の『耳もとにいるよ』だったものですから、「うほ!」と感激。一緒に大声で歌っていたわけですが、そこでフと気付きました。
この曲、歌詞は当時のままでして、つまり携帯もガラケーPHSが主流、今みたいにSNSがあったわけでもない。そもそも、インターネット自体がそこまで普及していなかった時代でした。

携帯越しのあなたの声と
眠りにつく午前0時
この距離もどかしくって
そっと涙こぼれた

はなればなれだからって
たまに電話すればいいのに
いつでも遠くの場所でも 耳もとにいるよ

この曲は遠距離恋愛が舞台なのでしょうか、離れている恋人と電話をする曲なのですが、当時はメールか電話の2択でしたし、周囲の9割はケータイに持ち替えているにも関わらず依然PHSユーザーだった私は、メールで漢字が使えないという典型的な冴えない少年でしたから、誰であろうと原則連絡は電話でした。
今みたいにアイホンのLINEとかで「やっほー」だなんて、想像もしてなかった。

「あ〜、そうそう、若い頃は夜中に電話しまくってたわ〜」
「好きだった子に、なにかと理由をつけては電話してたわ〜」
「せっかく電話してたのに寝落ちしたこともあったわ〜」
「電話料金が2万円以上かかって死んでたわ〜」
そんなメモリーズまで思い出せて、観客に交じってひとり悶死寸前、甘酸っぱいもじもじウィークエンド大爆発の巻。
『耳もとにいるよ』の歌詞の意味も、男心にツーンと染みていたことも覚えています。

イマドキの男子女子も深夜の長電話するんでしょうかね? きっとするんでしょうけど。
まさかLINEの絵文字チャットで恋トークを完結させることはないだろう……。
あ、でも今だったらLINEやSkypeで無料電話できるのか! そう思うとなんかスゴい腹立ってきた。ラクしやがって。ちくしょう!

そういう私は、仕事以外はぜんぜん電話しなくなってしまいました。
耳もとにいた存在は今や電話以上に近い距離におりますし、友人たちとの連絡は上述の「LINEでやっほー」なわけです。
別に恋愛話でなくとも、前みたいに誰かと長電話をしてみるのも悪くなさそうだ!
そんなことを思ったゴールデンウィーク前半でした。

それでは明日もよろしくお願いいたします。

【今日やったこと】
・ひたすらロゴデザイン

Eternal Voice

Eternal Voice