2月7日 好きなコにこの方法試してみろ、反応変わるぞ の巻

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

なんだか街がチョコチョコしとるな、
と思ったら、そうか、もうじきヴァレンタインデーなのです。
そりゃ世の女子もチョコづくってもんです。

「でたー、VDー」
昔からヴァレンタインでろくにチョコをもらった経験のない私は、能面の如きツラで白目を剝きながら2月14日を「どうでもよい1日」と決めつけ、チョコあげるあげないで色めく浮かれポンチどもを、遥か天空の彼方『精神界』より睥睨しております。

2月14日に女子が男子にチョコをあげる、という習わしは、日本特有のものであるというのは有名です。
「男女が愛を誓い合う日」という認識は世界共通のようですが、本場である西欧では、女子→男子の構図もなければ、プレゼントがチョコレートである必要は全くなく、むしろ『メンズがレディーに花を贈る』ことが一般的だそうです。

私も学生時代をシドニーで過ごしていた頃に、ある日街を歩いていると、一輪の薔薇を手にしたメンズがやたらと多いことに気付き、
「はて、どうしたことか?」
と不思議に思ったものです。
あとで「今日は2月14日!」と気付き、
「チョコのチの字もない!」
とカルチャーショックを受けたのを憶えています。

「Xmasしかり、どうして本家の由来だったり伝統を、日本人は勝手にひん曲げちゃうのかねぇ……」
チョコをもらえない私は、その劣等感を我が国民性にぶつけることで怒りの矛先をすり替え、悲しい現実をうやむやにして青春を乗り切って来た。

しかし、なんでも最近は、『フラワーバレンタイン推進委員会』なる会が発足し、バレンタインデーを「男性から女性に花を贈る日」として定着させようとする動きが起こっているそうです。

→フラワーバレンタイン
(『初代Mr.フラワーバレンタイン』は我らのキングカズだ!)

ぼくもこっちの方が健全な気がするな……。
だって、女の子は大胆且つ積極的なハンター気質なのだから、1年365日いつでも告白できるんだ。
むしろオクテでビビりで短小な男子どもの背中を押す年1度のイベントとして、2月14日を駆使するべきである!

なので、私は
「今年はあのコからチョコもらえるかな〜」
と、夜な夜なもじもじしている男子どもにこう言いたい。

「やられるまえに、やれ」

当日はお花(薔薇)をあのコに突然プレゼント。日本ではまだ浸透していない方法によってまさかの先手をとられたカノジョは、面食らいつつチョコを渡しはするものの、すっかり「ポー」ですよ、「ポー」。
こっちの流れにもっていければこっちのもの。
「なんか、薔薇もらったんだけど!」

仮に相手はこっちにその気はなかった(義理チョコだった)としても、やはり花をもらって喜ばない淑女なぞいない。
9回裏からの逆転満塁ホームランだって夢ではない。
あとは強烈なポエムのひとつでも贈っておけば、3月14日になる頃にはカノジョはすっかり骨抜き。
オマエ無しじゃ生きていけなくなってるだろうよ。

そんなわけで、今年のVDは「まさかの秘技・チョコ潰しフラワー」をキメてみてはいかがでしょうか。
マジでカッコいいと思いますよ、キングカズみたいで。

それでは明日もよろしくお願いいたします。

ついにチョコ業界とフラワー業界の、「2月14日」のシェア争奪戦の火蓋は切って落とされたぜぇ!
(のちの『ウァレンティヌス大戦』である)