1月15日の日報 「夢がかなう場所」考察

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

東京ディズニーランド(以下TDL)のTVCMで、『TDLと人生を共にした、ある女子の生涯』編をご存知でしょうか?
だいぶ長く放送されているので、「知ってるよ!」という方も多いと思われます。

はじめは我が目を疑うくらい、そのディズニーのテイストからかけ離れた純和製な画風(=アニメ)が印象的なこのCM。
全体を通して主人公の人生絶好調オーラが痛いほど伝わってくる30秒に、
「なにからなにまでハッピーな人生を送れちゃうこの女……なんなのさ! ムキー、ぐやじいー!」
と、逆に気分を害する人もいてもいいくらいだ。
事実、私も
「こいつ、ちょっとは酸いも甘いも経験しておけよな!」
と自身のリアルを投影させて、無駄に上から目線で二次元の主人公に説教を垂れたい衝動に駆られること幾度。
「だがしかし、かわいいな!」

それはさておき、
このCM、先日も目にする機会があったのですが、
フとあることが気になりました。

それは、はじまって10秒くらいのところ。
高校生になった主人公が園内でチュロスを食べながら後ろ向き歩行していると(危ない!)、案の定謎の男性に「ドン」とぶつかり、しかしその男性の顔を拝見するや否や
「ポ〜」
と一目惚れするシーンがあります。

「そんな馬鹿な!」
全国の男子諸君が席を立って、口角泡を飛ばしながら画面にむかって全力でツッコむ情景がありありと思い浮かびますが、しかし女子とはそういう生き物である。
早い話、※イケメンに(以下略)

さて、
後ろ向き歩行で突っ込んだ男子に一目惚れする展開は不問にしたとして、
しかし、「この男は、TDLで何やってんの?」という疑問が脳裏をよぎります。

背中にドン! のあと、なんと次のシーンでは主人公はこのイケメンと一緒にスプラッシュマウンテンに乗っています。
なんちゅう強引な主人公! オマセちゃん!

後ろの席には高校の友人たち2名を確認。

カバンが同じなので、間違いなく友人たちです。
つまり、アトラクションの席順は
最前列:イケメン+主人公
2列目:主人公の友人ふたり
(3列目、4列目は目視不可)
ということになります。

もしイケメンがカノジョとデートに来ていたら、そもそも主人公とアトラクションに同乗することはあり得ない。

では、イケメンは男友達と一緒に来ていた?
それはあり得る。
しかし、そうだとしたら、
最前列:イケメン+主人公
2列目:イケメンの友人+主人公の友人
3列目:イケメンの友人+主人公の友人
…となるのが世の常である。

また、男だけでディズニーに行く際、「2人組」の可能性はかなり低いと思われます。
男子というのは、友達数人とイエーイ☆なノリでTDLへ出向き、後日同じクラスの好きな娘に
「俺たち、男だけでディズニー行っちゃったよ〜w」
と、さりげなく、途轍もなくさりげなく、気の遠くなる程さりげなく
「今度ディズニー行かない?」
とアピールする生き物なのだ。

一定数以上の男女グループが非現実世界で偶然出会ったならば、そこは万有引力が働いて「自然と番い(つがい)誕生」とならなければいけない。
つまり、アトラクションの席も男女ごと。
その後のストーリーも男女ごと。
でなければ、ニュートンの法則が根底から覆される。

これらの仮定から行き着く事実。
それは、このイケメンはひとりでTDLに来ていたということである。

さらによく見ると、男は手に地図をしています。

「うわ〜、ひとりで初めてディズニーランドにやって来ました、でもどこをどう回ればいいかわからない、どうしよう困ったな〜、ってか、男ひとりって俺だけwww ここってそういう場所だったんスか早く言ってよwww ヤベ〜www」
ドン!

結婚


…私が疑問に思ったのは、このあまりにも不条理な現実なのです。

全国の男子諸君が、席を立って口角泡を飛ばしながらツッコむべき相手は、
一目惚れのトンデモ女子高生ではなく、
「ちょwww オマエ、ひとりでディズニー行って、しかも地図全開で素人マル出しすんなwww あと、惚れさすなwww」
という、
驚くべきなかれ、我らが同胞である男子だったのです!
「惚れさすな!」


さらに、もうひとつ。
今回の検証をしている最中、
私は大変恐ろしい事実に気がつきました。

主人公はこのイケメンと見事にゴールイン、
娘を授かり、親子揃ってディズニーを楽しむ幸せな家庭を築きます。

その娘ですが、

頭のリボンが、

冒頭に登場する幼少期の主人公と合致。
というか、容姿もそっくりです。

この幸せは! 繰り返されるのか!?
タイムリープ物語 〜あの人に逢いたい〜!!

なんちゅう奥深いストーリーなんや、ディズニーさん……

この衝撃の事実に、私はまだ提案書があまり進んでおりませんが、今日はもう帰ろうと思います。
それでは明日も宜しくお願い致します。