1月9日の日報 寝坊の虎

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼致します。

本日、というかもう昨日になってしまいますが、去年Xmasから続いていた猛烈な繁忙期がやっと一段落しました。昨夜の話です。

夜にプレゼンを終えて、
「やっと俺の2012年が終わった……」
と感慨深くなったまま、
友人たちとの新年会に出向き、
しかし日付が変わってから仕事場に戻り、
朝まで残務を片付けていたのですが、2徹状態だったのもあるでしょうし、気が抜けたのかもしれません、

今朝起きたら、お昼の12時でした。

寝坊、とひとえに言っても、
仕事が始まる時間にギリギリ間に合うか!?くらいのレベルの寝坊だと、
「うおおおお、やっべー! ひえ〜」
と大慌てになり、
それこそ普段は朝ごはんを食べないのに、無駄にこんがり焼いてバターを塗った美味しそうなトーストを口に加えて家を飛び出し、
視野の悪い小路の角でも、誰か飛び出してきたら危ないけど、むしろ誰か飛び出してきてゴッツーンしてみたい、その相手が誰であろうと、その人が私の運命の人なのだろう的思想でいっさいスピードを落とさず猛然とダッシュ
飛び出してきた相手がもし森三中だったら……いや、人ならまだいいが、四輪駆動だったら運命は運命でもかなりレミゼラブルな運命(SADAME)になってまうわドキドキゲームに胸を熱くしながら、仕事場へひたすら急ぐでしょう。

しかし、どうだ。
仕事が始まる時間をゆうに3時間オーバーしている状態に目を覚ました時、人は驚くほど穏やかなのです。

「おぉ」
「なんだ」
「こんな時間かね」
「ふ〜」
「天気がいいなぁ」
「いや〜」

「もういっかい寝ようかな」

焦躁もなければ後悔もない、贖罪の念もなく、かといって無理矢理他人のせいにしてやろうといった邪な考えもでてこない。

空。

その時の私の心境を例えるならば、
ひたすら今日のような透き通るほどブルーな、空。

仏陀菩提樹の下で万物の理に気付いたときにも彼の頭上に広がっていたであろう、空。
私が空であり、空は私でした。

最近もてはやされている「スローライフ」とも違う、「スカイライフ」とでも呼んだ方がいいような、全てを卓越した悟りの境地に私は今朝辿り着きました。
辿り着いたのち、歯を磨きました。

そんなこんなで、今しがた「無」の境地で出勤しましたが、既に眠いです。

それでは本日もよろしくお願いいたします。