11月5日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼致します。


先週末にパパッと名古屋へ行ってまいりました。

名古屋。
それは麗しきグルメシティ
私が知る限り、地元ならではのご当地グルメにおけるオリジナリティ&品揃えの豊富さでは全国でも1、2位を争うほどの都市である。

味噌煮込みうどん、天むす、味噌カツ小倉トースト……などなど、
東京ではなかなか口にする機会に巡り会えない(意外にもそうなのです、「世界の山ちゃん」くらいじゃないかな)貴重なメニューたちを堪能できました。

もちろん、コメダ珈琲にてモーニングも。

「滞在中は名古屋グルメしか食べん!」
そう息巻いて2日間弱を目まぐるしく駆け巡ったにも関らず、
やはり時間が無いせいで、逃したグルメは数知れず。
手羽先、ひつまぶし、海老ふりゃ〜、スガキヤ矢場とんきしめんあんかけスパ……
嗚呼、もっと時間があれば!


さて、
グルメはその土地柄・風習、果ては歴史など文化と直結するため、地域の人々にとってはアイデンティティとなります。日本各地どこもその名に恥じぬ強いキャラが立っているものですが、名古屋も負けていないくらい個性が強い。
例えば、「あんかけスパ」なるメニューが生まれたのも、
「おんどりゃ、わしゃスパゲッティにゃあんかけかけたりゃーっ!!(バンバンバン!)」
なる中部っ子の気概があってのこそ。
伊達に日本列島のセンターを陣取っていません。

それだけにこだわりも強い。
例えば、
「米田珈琲」と書くと、すかさず現地の友人から
コメダ珈琲って書くんだぎゃ。漢字で書くとダサいぎゃ」
との指摘。
また、トーストにあんことクリームを挟んだ名古屋名物『小倉トースト』の写真(上の写真)を見た別の友人からは
「あんこはトーストに塗るのが正式。クリームだって普通はつけないだぎゃ」。

いえ、決して彼らのプライドを非難するわけではなく、むしろその逆です。
彼らの矜持があってこそのロイヤリティ、地元の人間が地元人しか知り得ない知識をばんばん教えてくれるというのは、出向いて来たこちらからすれば頼もしいというものです。

そんな彼らの眩いほどの地元愛に強い憧憬の念を覚えた私は、
「この週末だけは気分は名古屋人だぎゃ!」
名古屋弁モードにスイッチオン。
「だぎゃ」「みゃー」「どら」「だがね」
これらの言葉を駆使することで、真の名古屋人を体感するのだ!
しかし、
気迫に満ち溢れつつ全ての語尾に「ぎゃーぎゃー」付けていたら、
「名古屋人はそんなにぎゃーぎゃーでらでら言わんがね!」
と名古屋の人にツッコまれてしまいました。
「あれ、そうなの?」
まるで大阪の人に「『なんでやねん』なんて言わへんわ」と言われるかの如く拍子抜けしてしまった私が不思議に思って街を歩いていると、1枚のポスターを見つけたのですが!


だって!
ほら!
コレ!

なんと、名古屋ご当地アイドル"Dela(デラ)"がいるではないですか。

「わかりやす過ぎる!」
地方各都市が不況に煽られつつも頑張って独自のアピールを展開する昨今。
グルメに限らず「ゆるキャラ」などは「一県に1キャラいないと却って恥ずかしい」くらいにまで普及したものですが、
なんだか次は「え、おたくの県にはアイドルいないの?」くらいの勢いでアイドル擁立運動が始まっているらしい。

http://nbgf.jp/dela/

確か名古屋・栄には、AKBなんとかの妹グループがいたはずですが、その一大勢力に真っ向から勝負を挑む名古屋アイドルがいた!
その名も「デラ」!

「やっぱり名古屋はでらでら言うんだぎゃ! これがなによりの証拠だみゃ〜」
そうこなくっちゃ、と再び名古屋人モードに火がついた私は、
「でら・でら・でら・でら、な〜ご〜やぁ〜〜」
中森明菜の替え歌まで披露しながらご機嫌ステップ。
(いえ、馬鹿にしていませんよ本当に)

と、歩いて1分ほどのところに


ホンモノおったw

いきなりサイン会を、しかも普通の地下街の踊り場で繰り広げているものだから、最初は目を疑うほどです。
しかしこの距離の近さ、ローカルを感じるぜ。
「会いにいけるアイドル!」
真横のブースでクジ抽選会を受け付けていたお姉ちゃんの方が可愛いとか、そんなのは問題ではない。
「でら名古屋だぎゃ!」
いいじゃないか、それくらい地元をアピールしてる方が他府県の人間にはグっとくるぜ!

そんなこんなで、
グルメもご当地アイドルも堪能でき、
数年ぶりの友人(名古屋の人々)とも再会し、ぶっ続け5時間もメンズトークを繰り広げたりと、
楽しいナゴヤの週末でございました。

また次回、必ず食べ逃したグルメをコンプリートしてみせます!
それでは明日(本日)も宜しくお願い致します。

ちなみに、
たまたま入った古着屋さんで
イイ感じの皮のジャケットを見つけて、
超オトクなお値段に、ついつい買ってみました。

「オトナな感じだぜ!」

東京に帰って早速着てみて、
昨夜帰宅後、ハンガーにかけようとしたら、

内ポケットから

なんと






なんと







なんと





米が。


米田の呪い。


袋が袋だけに、
最初見た時に麻薬の粉かと思って
「ハメられただぎゃ!?」
と後ろに飛び退いた。