10月11日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼致します。

私には、キャバクラにはまる中年男子の気持ちがよくわかります。

と言いますのも、今日は職場に新しく入ったインターンの歓迎会が行われたのですが、インターンの2人は共に20代前半の女子。
「に、20代前半……(ごくり)」
そんなもの、都市伝説だとばかり思っていた存在が目の前に……というか、両隣に座っている状況に、30代前半男子に平常心を保てという方が無理です。

このうら若き乙女たち、私のような「自分で書いた日報が自分で理解できない時があります」と言ってしまうつまらぬ男の話すことに、
「うふふ」
「あはは」
とじつに柔らかいリアクションを見せてくれるのです。
TOKIOというコンクリートジャングルで生き馬の目を抜くような厳しい競争の日々をサバイブしている中年男子にとって、この純真無垢な笑顔は天使のスマイル以外のなにものでもない。

同世代の同僚たちは「伊藤の言うことは全て忘却の海へ流せ」と言わんばかりの冷酷な接し方をとるのに対し、
このうら若きスイートエンジェルズは、まだオトナの毒気に冒されていない素直この上ない包容力で私の心を癒してくれる。
「君は、君は俺の話を聞いてくれるのかね!」

胸にぽつんと生まれた小さな感動は、やがてじわりじわりと全身へ広がって、最後に大きなスマイルを創り出す。
嗚呼、20代前半の女子とお喋りをするだけで、人はこうまで平和を味わうことができるのか!

私は今、非常にピカピカしています。
おかげで、歓迎会のあとに再び職場に戻り、さぁ今日の後半戦だ! と奮起したにも関らず10分後には「ちょっと仮眠とる」と床に寝っ転がり、しかし結局30分ほど惰眠を貪った上に「今日はもう帰ろう、20代前半女子とのコミュニケーションの余韻を楽しむのだ」と実にスムーズに帰ってきてしまいました。

恐るべし、20代前半女子。
男に仕事さえ忘れさせるというのか、そのスマイル!


なんだか、とっても駄目な日報な気がしています今。
それでは明日もよろしくお願いいたします。

別にキャバクラ行きたいってわけではないのですよ。