3月25日の日報 優先順位を越えてゆけ

お疲れ様です。伊藤です。

3月の地獄のような忙しさもやっとゴールが見えてきました。
とはいえ、相変わらずプライベートの時間がいっさい持てない程の詰まり具合でして、それも一ヶ月分溜まっているものだから、いい加減周囲に迷惑をかけるレベルに達しております。

なので遅い時間に帰ってきても、ちょっとずつ私用を片付けようとしているのですが、いかんせん疲れているし、眠い。
眠いなら寝るしか無い。
眠いなら寝るというのは、人類の歴史が物語っているのである。

最近私は、寝る前に「30分読書」という時間を持つようにしています。
毎日はできなくとも、そうやって「寝る前に必ず本を読む!」と言い聞かせることで、以前より少しずつ積読本が減っている気がします。
気がする。
そう、気が。
(買って満足する性格の上、超がつく遅読家なので)

そこで「溜まった私用」と「30分前読書」が鬩ぎ合うわけです。
プライベート片付けなきゃいけないけど、そろそろ寝るから読書しなくてはいけない……。
冒頭に書いた様に、周囲に迷惑かける程プライベートの用事が滞ってるわけですから、優先順位で考えれば読書は当然二の次です。

しかし、私は後者をとる。

優先度の高い用事を差し置いて、こうして優雅に本の頁をめくるひととき。
そもそも、この現代社会において『あれもこれも優先順位』という概念に我々は束縛されているのではないだろうか。
優先度の高いものを文字通り優先するのは常かもしれないが、当然のことを当然と割り切るドライな社会に人間味の欠片も感じ取ることはできない。
そんな乾いた日々に疲弊しきった者たちの魂の叫びは聞き入られないというのか。
「したいと思った時が、する時だ!」
私は吠えた。
プライオリティ? そんなものは犬にでも食わせてしまえ。
諸君、今こそ立ち上がる時である。
背徳と罪悪の森を抜けた先に広がる、広大な「余裕」という名の泉へ駆け出そうではないか!

「今日やらないといけないことがあるのにな〜」
と心で理解しつつも、関係ないことに時間を割いてしまうその瞬間。
それはまさに、貴方が自らの手で運命(SADAME)を切り拓いている事実に違いない。
「運命は自分の手で(以下省略)!」
そんなセリフを漫画・アニメで幾度となく耳にするが、それはつまり『優先順位を完全無視』するという自然の摂理に背くことであり、自我をもつことを許された我ら人類にこそ出来うる崇高な行為であることを、諸君、誇り給え。

……そういって私は「フンフン♪」と虚構の余裕をもってして本を開くのです。
「30分一本勝負、いざ〜☆」
と思ってしばらくすると、
あれま、
これがまた驚いたことに、
なんと、
気がつけば、

LINE POPやってるんですね。

「くそ、最近アルゴリズム変わったのか、200万点が限界だ!」
「つか、アイコン用フレーム要らねえ!」
「EASYアイテムも要らねえよ、キャンディブロックくれ!」
たったの6人の友人しか存在しない点数ランキングに一喜一憂する日々。

私用も、読書も、そしてある意味で最も優先度の高い睡眠時間ですら、LINE POPの引力には敵わない。
この伊藤日報ですら「LINE POPで忙しい」という理由でその日のうちの更新をサボらせるわけで、私にとって貴重な時間=人生の1秒1秒を見事に吸い取るこのゲームアプリはもはや有害である。

しかしそこは生命湧き出る瑞々しい泉であった。
セイレーンの魔力に魅せられた伊藤日報の運命(SADAME)や如何に!?

周囲に迷惑かけ続けるだけです。
それでは明日もよろしくお願い致します。

LINE CHARACTER フェイスポーチ ブラウン

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